毎日がもふもふ

新規事業に特化した渋谷の開発会社mofmof inc.を経営するエンジニア兼代表・原田敦のブログ

若いうちの苦労は買ってでもしろとか言うおっさんがムカつく

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若いうちの苦労は買ってでもしろ。

と言うおっさんがいる。だが、買ってでも苦労すべきはおっさんも同じだ。

誰がこんなポンコツ言葉を生み出したのか知らんが、たぶんどっかの国のいつぞやの時代の変な偉い人が、若いやつは苦労を好んで取りに行けと言ったんだろう。

その趣旨はぼくが解釈する限り「苦労」を重ねれば重ねる程に成功体験が増え、自身の成長につながる、というような趣旨だろうな。

では、なぜ「若いうち」なのか。おっさんは成長しなくてもいいとでも?おっさんは人間の完成形だとでも?

ぼくはこのブログを、秋をまじかに控えた、ちょっと風が吹くとわずかに鳥肌が立つ程度に肌寒い気候の中、スカイツリーのふもとでパチパチとやっている33歳のおっさんである。

おっさんの中では若手ではあるが、正真正銘のおっさんであり、つまりぼくは、現代を代表する一人のおっさん自身としてこれを述べているのだ。

成長は加齢によって衰えるものではない

と、思ってる。

加齢は体力や身体能力を低下させるであろうし、場合によってはファビュラスな香りを放出させていく個体もある。だがしかし人間的能力の向上を鈍化させているだろうか?

ぼくはそうではないと思っている。10年前、23歳頃のぼくは確かJava使いの新人だった。Javaを覚えてエンジニアとなるべく努力を重ね確かに成長をしていた。

そして現在33歳。ぼくは小さいけれど一企業の社長となった。ぼくはずっとエンジニアだったから、組織のことをよく知らなかった。マネジメントのことも、採用のことも、ビジネスを立ち上げることも。

だけど、全部やってみた。うまくいったこともうまくいかなかったこともある。少しずつだけど知らないことは減り、知っていることが増えた。つまり今でもぼくは成長している。

この成長の曲線は、10年前と今とを比べて鈍化しているという自覚はない。

やってみたいことは何歳からだって出来る

じゃあいつやる?(いまでしょ!とは限らない)

「苦労」とはその辺に落ちているボールだ。真面目に仕事をしている人間はみなたくさんのボールを抱えている。ところがときおり、誰かがそれをポトンと一つか二つ落としてしまうことがある。

あなたはそれを拾う?拾わない?

あるいは、誰かが綺麗な色のボールを持っている。こんな一言でも良いかも知れない。

「ちょっとそのボールもらっていい?」

苦労を買って後悔したことはない

ぼくは野球部で、晩年補欠だったため球拾いが得意だった。試合のときはベンチorコーチャー、ひどいときは塁審だ(試合にも参加させてくれないだなんて!)。

なので、20代の頃から落ちているボールは良く拾っていた。

会社のWEBサイトが古くなってきてダサかったから、リニューアル担当を希望した。そのときにPhotoshopを使ってデザインする勉強をしてみた。

若手が増えてきたときには、チームリーダーを買って出た。勤怠管理をし、月一でチーム飲み会を開いたりしてた。その施策の良し悪しは別として。

出来る開発言語よりも、やったことない開発言語に手を出せるチャンスをいつも狙っていた。その結果当時流行っていたFlex(Flash + XMLという技術。後に多くの技術者に血の涙を流させることになる)だったり、個人受注でVB.netの仕事をやったりした。

そんなぼくの様子をみて、会社はぼくを経営サイドに引き入れようとしてくれた。「苦労」をよく買っていくやつには「苦労」をよく売ってくれるようになるんだ。つまりお得意様だね。

成長の源泉は知的好奇心である

成長が鈍化している人は好奇心を失っている。エンジニア目線でみた場合に、この業界で数年間の実績があれば、大抵食っていくことは難しくない。

もちろん生涯食っていくためだけに仕事をしている人もいるし、それはそれで良い。そんなもんは個人の価値観だ。他人がとやかく言うことじゃない。

だが、「これやってみたらどうなるかな?」「これやってみたらおもしろそうだな!」という好奇心を持っていれば、ただ飯を食っていける、という以上には面白い人生を送れるのではないかと思ってる。現にぼくは、自分の人生が最高に面白い。

そして我々の組織は「技術が目的、ビジネスが手段」という言葉を掲げている組織であり、技術を行使して、新しいプロダクトをつくり、世の中に価値を届けること自体に喜びを見出す組織である。それは全て知的好奇心によって支えられていると言っても過言ではない。

より面白そうなものを求め続けている限り、人の成長が留まることはない。たとえ君がおっさんだったとしてもだ。

おっさんよ大志を抱け。

WEB制作を外注するときに気をつけておくべき6つのポイント

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社内で制作を外注する機会があって、ぼく以外の社員が担当することになったので、自分が発注側として仕事するときに気をつけてることとかコツとかを伝授した。

我ながら暗黙知がいい感じに形式知化された爽快感があったので、ブログにしちゃうぞ。

実際のところ、WEBサイト制作に限らず、外部に発注するケースでも共通する考え方でもあるので、きっと参考になるんじゃね?

大事なことはたった一つだけ

WEB制作とシステム開発プロジェクトは問題構造や性質が近似している。自分が開発プロジェクトでやってもらえると嬉しいことをし、やられると困ることをしないこと。ただこれだけ。 ​​

1. ムチャを要求することはないという安心感を与えること

  • ​​発注の意思は可能な限り早く決めて伝えること
    • 何度も打ち合わせに駆り出させるくせに、発注も決めてくれないとなると不安になってしまう
  • ​​どちらがどこまでをやるかをハッキリ伝えること
    • 何を納品すればOKか?(ソースコード?PSD?)
    • ​​サーバへの設置はどっちがやるか?SSLの設定やドメインなどは?
    • ​​希望するスケジュールを提示する

2. こちらから出せる情報は出来るだけ早く詳細に出すこと

3. コミュニケーションの方法をあらかじめ設計しておくこと

  • ​​定例ミーティングが必要か?必要がなければどのタイミングでやるか?
  • ​​オンラインのコミュニケーションでは何を使うか?Slack, Chatwork, Messengerなどなど
    • 良い子は電話はやめような

4. 妥当な根拠なく値切らないこと

  • クリエイターは値切られると一気にモチベーションが低下するのでやらないほうが良い
    • かくいうぼくも値切られるとテンション爆下げしちゃって受注したくなくなるよ!
  • 予算と合わない場合は、内訳から削っても良いものを削って予算に合わせること
    • ​​たとえばスマートフォン対応はしないとか
    • デザインはTOPページのみにするとか
    • コーディングは自分でやるとか

5. ディレクションが苦手な人がほとんどと思っておいた方が良い

  • もちろんそんなことなくてバリバリ出来る人もいるけど、丸投げしていい感じで出てくるつもりでいると痛い目みるよ
  • スケジュールと進行は相手に任せる形にはなるが、ときおり状況を観察し進行がスムーズになるように助力する姿勢を見せよう
    • 困っていることがあっても言ってくれない(言いづらい)こともあるので

6. 基本的に制作する人は制作だけが出来ることを期待しよう

  • これまた人によって、マルチな才能を持っている超人もいるけど、とりあえず任せておけば全てうまくいくみたいな幻想はダメぜったい
    • 制作が出来る上に、それ以外も出来るという人は総じて優秀で、それが出来る人はそんなに数は多くない
  • 例えば、こういうこと
    • サイト作って儲かるようにしてくれる
    • いい感じのコピーを考えてくれる
    • SEOを意識したコーディングをしてくれる
    • 保守性の高いコーディングが出来る
    • コンバージョンが上がる導線設計が出来る
    • イラストが描ける

まとめ

WEBサイト制作・開発プロジェクト、共通して言えるのは発注者が主体的であるほどうまくいく確率は上がる。丸投げが楽なのは分かるが、できるだけ主体的に動き、先手先手を打ってプロジェクトを引っ張っていくくらいにしていれば「この人のためにいい出来るだけ仕事してあげたい!!」って思ってくれるぞ。

ちなみに弊社の自社サービス、「My-ope office」のランディングページは谷道さんというデザイナーさんにお願いした。谷道さんはデザインとイラストが得意で、特に彼女が手がけるイラストは素晴らしいゆるふわ感があり、弊社名である「もふもふ」に大変マッチするため良く制作の相談をしているオススメのデザイナーさんだ。

m-tanimichi.com

mofmof inc.のサイトのイラストも依頼していて大変気に入っている。

www.mof-mof.co.jp

それ意味ないよ、って言う人は積極的に無視しよう

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これはぼくがまだ新卒1年目の頃の話。 自分で言うのもなんだけど、ぼくはプログラミングの適正がそこそこあったようで、同期と比べると成長は早い方だった。入社して割と早い段階で現場の仕事をこなしていた。

主たる業務がプログラミングだったので、ぼくがもっと上手に高度なプログラミングの能力を身につけたいと思ったのは自然なことだったと思う。だからぼくは職場で「スーパープログラマー」になりたいって言っていた。

そんなとき7,8こくらい上の先輩SE(システムエンジニア)がこう言った。「スーパープログラマーになっても意味ないよ」と。当然どうしてか気になったので理由を聞いた。そのときの回答は確か、プログラミングするのは末端の仕事だから設計が出来なきゃいけなくて、スーパープログラマーになるのではなくSEなりなよと。そのときは、ふーんそういうもんか、くらいに受け取った。

今でも当時と同じようにプログラマーという職種はSEにぶら下がる末端の仕事だと考えている時代遅れマンも多く存在しているみたいで、TwitterとかWEBの記事でそういう発言をしている人はいまだに見受けられる。だけど、当時に比べると「ものを作れる」というスキルは圧倒的に重宝されるようになった。設計書が書けてもものが作れなければビジネスは出来ないからだ。

「エンジニアはおらぬかー?」「どこかにWEBサービスを作れるものはおらぬかー?」と四方八方から聞こえてくる昨今を思うと明らかだと思う。

要するに、この人の忠告はあまり意味を持たなかった。

今やりたいと思ったことはやったほうがいい

長い話になっちゃうから詳しく書かないけど、他にも人生の岐路にたったとき「絶対に後悔するよ?」と忠告してくれたおじさんがいた。そのありがたい言葉を拝受した上で、即座に頭のゴミ箱に投げ捨てた。

今でもぼくはそのときのことを一度も後悔したことはない。

だからぼくは誰かから相談を受けたときは出来るだけ肯定的な意見を述べるようにしている。事業相談を受けたときもそう。

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引用元

www.motivation-up.co.jp

ふと思い出したので物議を醸したポスターを貼ってしまったが、実際に、出来ない理由、ダメな理由を見つけるのは本当に簡単なんだ。例えば起業したいという人がいたとする。起業して出来た新設法人は10年で6%しか生き残らないという統計がある。だから、起業なんかしない方がいい、とアドバイスすることは素人にも出来ることだ。

人の情熱なんてものは長くは持たないもんだ。一瞬で盛り上がって、一瞬で消えていく恋愛みたいなもので、実際軽薄なものだ。薪をくべなければ燃え続けることはない。そしてその薪は行動することで見つけることが出来る。今やりたいならやったらいい。ダメならやめればいい。

突然移動式ポップコーン屋をやりたいって言いだした友人がいた。あまりに唐突で飛躍しすぎていたから、思わず「やめた方がいいんじゃない?」と言ってしまった。

それが良い言葉だったのかどうか今は分からないけど。

起業しろ

こんなエモい話を書いてたら不意に「起業しろおじさん」を思い出してしまった。せっかくだから紹介しておくね。

起業したい若者は相談するとフライングで投資してくれるみたいだよ。

コミュ力とは何なのか?適当にコミュ力チェックシートにしてみた

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コミュ力。

とは、一体何なんだろうか。最近くそマジメにそんなことを考えている。ぼくはコミュ力の権化と呼ばれる程には、コミュ力に自信はあるのだけど(もちろん苦手なシーンもある)、いつ権化になったのかとんと検討もつかん。

巷に出回っている有象無象の求人広告にも「コミュニケーション能力」という言葉は度々目にする。にも関わらず、コミュニケーション能力というものが一旦どんなものなのか?どうやって身につけることが出来るのか?未だ明らかになっていない現代の七不思議の一つなのではないかと思うのです、ぼくは。

コミュ力の細分化

まず手始めにコミュ力を細分化してみるのはどうだ?コミュ力の定義を以下の2つに分けて、さらに細分化してみる。

  1. 素早く適切に他者と意思疎通し合意する能力である
  2. 会話や振る舞いによって他者に好感を与える能力である

8個くらいYESがあればコミュ力強者なんじゃないすかね?←適当か

素早く適切に他者と意思疎通し合意する能力

  • 少ない説明と会話で、タスクの目的とゴールを把握することが出来る
    • 不完全な情報がどの部分にあるのかを察知し、明らかにする能力も含まれる
  • その場での情報をかき集めて、コンテキストを素早く理解し、 妥当な意見を言うことができる
    • 全ての情報が頭にあるという状況は普通はありえない。限られた情報でコンテキストを類推し、的を射た意見を言えるとカッコいい
  • 質問と回答が噛み合っていること
    • 意図せず論点をずらしてしまう人は実はけっこういる
  • 言いにくい話を、感情的なやりとりにならないように伝えることが出来る
  • コンテキストが異なる相手と建設的な議論が出来る
    • 職業が違う、性格が違うなど、自身の常識感が通用しない相手と意思疎通が出来ること
  • 話の中で重要なこととそうでないことの区別がつけることが出来る
  • 相手の言葉選びや態度から感情を推測することが出来る
    • これは両者に属する能力

会話や振る舞いによって他者に好感を与える能力である

  • フリに対してノリが一致している
    • 例えば、誰かがボケたときはツッコミを入れるのが正しく、マジレスするのは正しくない
  • 話やノリで場を盛り上げることができる
    • 合コンとかある程度複数人がいるシーンで、場を盛り上げる能力
  • 初めて話す人でも気さくに話すことが出来る、人見知りしない
  • 相手の言葉選びや態度から感情を推測することが出来る

コミュ力の伸ばし方は正直知らん

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ブログを書くからには役に立つことを書かなければならないというプレッシャーがあって最近書けていなかったのだけど、もはや役に立たなくても良いだろう。書きたいのだぼくは。全世界に向けて思っていることを発言したいのだ。

コミュ力をどうやって伸ばしたらいいかだって?

そんなん知らん。お前の頭で考えるんだ。考えるのを辞めたらお前はただの芦だぜ?

今やある程度のコミュ力に自信はあるオレだが、当然生まれつきコミュ力を持ってして生まれたわけではない。世の中には、生まれた瞬間に歩きだして「天上天下唯我独尊」とか言い出した天才児もいるくらいだから、生まれつきコミュ力があってもおかしくはないが、ともかくぼくは普通の赤ちゃんとして生まれたはずだ。

長い話になるから簡潔に書いて完結させないけど、ぼくがコミュニケーションに課題を感じ始めたのは小学校4年生くらいのときだったと思う。

あの時を振り返ると、クラスの中で強いやつ、普通のやつ、しょぼいやつってスクールカーストを暗黙的に感じるようになった。出来るだけ強いやつの近く、でなくても普通のやつの中には、って空気が当時あった気がする。

コミュ力が明確な課題になったのは今でもはっきりとおぼえている、16歳のときアルバイトの面接に落ちたことだ。友達の紹介で面接を受けたから、落ちた理由を聞くことが出来たんだけど、その理由は「話しているときに目を見て話さない」ってところだった。そんなこと一度も指摘されたことなかったからけっこうショックだった。

そこからどのようにぼく原田がコミュ力を身に付けていったのかは後に明かにされるのである…

(長くなったのでまた別で書くかも知れない)

ブログが書けない

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最近どうもブログが書けない。元来ぼくの得意技の一つだったからちょいちょい時間とって書いてみるチャレンジはしてるんだけど、ばーっと下書き書いてみて、んーなんか違う。ってお蔵入りパターンが多い。ムダにEvernoteを肥やしている感じだ。

なぜブログが書けないか仮説を出してみよう。

  • ブログを書くリターンを狙い過ぎて打算的な内容に寄りがち。テンションが下がるわ
  • 一企業の代表者として文章を書くからには恥ずかしくない内容でなければならないという謎のプレッシャー
  • 誰かの役に立つ記事を書かねば!という使命感

こんなところだろうか。

正直どれもあるなーと思う。大体ブログ書き始めるときは、こんな手順だ。

  1. Evernoteにメモってあるブログテーマリストから書けそうなのをピックアップ
  2. 先に見出しを書く
  3. 本文を適当にざーっと書く
  4. この辺でテンションが下がるのを感じる
  5. 全文をブラッシュアップ・肉付け・整理する
  6. 更にテンションが下がるのを感じる
  7. 少し文章にヘンテコな面白みを付け加える
  8. ヘンテコ文章がうまくいくとテンション上がる。逆にうまくいかないとまたテンション下がる
  9. アイキャッチ画像とか入れる
  10. SNSでシェアする

テンションが下がるポイントがちょいちょいある。ブログを書き始めた頃は、今よりも書きたいことを書きたいときに書いてた気がする。今よりもいい加減にやってた気がする。

本来人間は自分の思いとか頭の中にあるものっていうのは誰かに聞いて欲しいもんだ。その欲求にもう少し素直になることが、ブログ復活のためのポイントかも知れん。

とりあえずこの記事はロクに推敲もせずにネットの広大な海へぶん投げることにする。

エレベーターピッチの作り方 - シンプルな言葉でプロダクトを表現する方法

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どんな開発プロジェクトでも何かものを作る限りは、そのプロダクトで何を目指しているか、明文化されているいないに関わらずあるはずです。

それを明文化するためのドキュメントとしてインセプションデッキというものがあります。これはアジャイル開発における要件定義書のような位置付けで、10個ページのスライドを埋めていくシンプルなもの。

mofmof inc.は開発会社という立場でプロジェクトに参画することが多いわけなのですが、一般的な受託開発会社とは違って、決められた通りにものを作ればOKという考え方ではなく、そのプロダクトのゴールを実現することを目指した作り方をしています。

ゴールの実現を目指すには、ゴールがどこにあるのか強く関心を持たなければなりません。そのためにインセプションデッキ・エレベーターピッチは大変役に立っています。

この記事では、その中の1つであるエレベーターピッチの作り方ついて解説しますね。

エレベーターピッチとは何か?

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エレベーターピッチというのは、忙しい投資家に対して、エレベータに乗っている30秒間という短時間で起業家がプレゼンするというシーンを指しています。

30秒間という短時間にエッセンスを詰め込むからこそ、プロダクトの本質を表現した文章になるので、プロダクトのイメージを強く形付けることが出来ます。

インセプションデッキではそれを応用して、ドキュメントにまとめちゃおうという発想ですね。

エレベーターピッチは、テンプレに穴埋めしていく形でやっていくのですが、以下の7個の穴埋めがあります。

  • ニーズ
  • 顧客
  • プロダクト名
  • カテゴリ
  • 価値
  • 競合
  • 競合との差別化

エレベーターピッチの作り方

ぼくが趣味で作っているアイデアストックというアプリの例にして、実際に書いていきますね。

アイデアストック

アイデアストック

  • Atsushi Harada
  • Productivity
  • Free

ニーズ

潜在的なニーズを満たしたり、潜在的な課題を解決したりの部分。

どんなニーズがあるかの仮説を入れていきます。

企画職の人や、個人アプリ開発者、起業家などをイメージすると、一人でアイデアを出して一人で立ち上げていく姿が見えたので、アイデア出しが煮詰まってしまったときに、アイデアを増やしたい、というニーズがあるのではないかと考えました。というか自分にそのニーズがありました。

もっとアイデアを増やしたいと入れます。

ちなみにエレベーターピッチ全体に言えることですが、基本的には全て仮説で入れていっても問題ないです。事実かどうかは検証してみないと分からないので、アレコレ悩んで時間を費やすより、現時点の仮説を入れてしまって、反証されたらそのタイミングで修正すれば良いです。

顧客

対象顧客の部分。

誰をターゲットとするかを記入します。「全ての人々」みたいな抽象的な範囲ではなく、なるべく具体的な粒度で書きましょう。

ここで書かなかったからといって未来永劫ターゲットからはずすというわけではないので、一番最初に売り込みたい顧客をイメージして絞ると良いです。

アイデアを出す職種の人として新製品企画者としました。最初は起業家としていたのですが、起業家だけをターゲットにするとアプリの方向性が偏りそうな気がしたので、少しターゲットを広めにした。

プロダクト名

プロダクト名の部分。

言わずもがな。好きなプロダクト名を入れればいいじゃない!

カテゴリ

プロダクトのカテゴリーの部分。

簡単そうに見えてちょっとだけ奥が深いカテゴリ。なぜかというと、そのプロダクトをどのジャンルに位置付けるかによって戦うベき相手が変わるからです。

アイデアストックの例で言えば、「ノートアプリ」にすると競合はEvernote辺りになるけど、「アイデア発想アプリ」にすると競合はマインドマップアプリ辺りになる。

つまり、どこを戦場に選ぶか?ということですね。

アイデアストックでは、アイデア探しツールとしました。

価値

重要な利点、対価に見合う説得力のある理由の部分。

ユーザーがなぜそのプロダクトを使うのか?を記入する部分。プロダクトのコアな部分です。

アイデアストックは、ノートアプリではなく、煮詰まっちゃったときにアイデアを増やすためのアプリなので、既存アイデアから他のアイデアを派生させて増やすこととしました。

競合

代替手段の部分。

ここには競合アプリ名(サービス名)を入れると非常にわかりやすい。競合サービスが存在しない場合は、ユーザーが現在課題をどうやって解決しているかを記入すると良い。

マインドマップやアイデアメモアプリとしました。どちらも一人でアイデアを発散したり増やしたり出来るものです。

競合との差別化

差別化の決定的な特徴の部分。

「価値」の部分と重複しやすいので注意が必要。価値は競合サービスと同じでもOKだけど、この部分は競合にはないものを書くと良い。

アイデアストックでは自分のアイデアから連想される新しいアイデアが自動的に増える機能とした。

エレベーターピッチ完成

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これで完成!簡単ですね!

良くない例

エレベーターピッチを作るときに注意する必要があるのは2点。

1点は、なんでも盛り込んでしまい全部盛りになってしまうケース。

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例えば価値の部分に、「アイデアを高速にストック・タグ付けが出来て整理がしやすく、更に検索機能があって大量にアイデアを貯めておくことが出来る」みたいな機能列挙をしちゃダメ。

ウリをたくさん書きたい気持ちは分かるけど、たくさん書けば書くほどユーザーに響かないし、プロジェクトのチームメンバーにも伝わりづらくなってしまう。

2点目は、それぞれの項目が重複しまくるケース。

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特にニーズ価値の部分と競合との差別化の部分が重複しやすいけど、重複はプロダクトを説明する言葉としては全く役に立たない情報なので、可能な限り過不足重複なく書くことに気をつけると、より人に伝わりやすい強い文章になります。

何かを生み出すときはエレベーターピッチを書こう

開発プロジェクトに限らず、新商品企画や、事業立ち上げなど、何か新しいものを生み出そうとしているシーンで、エレベーターピッチは非常に高速かつ的確にイメージを形付けられるので、やってみるのをオススメします。

例え個人開発アプリだったとしても、自分が定めたプロダクトの軸をいつでも思い出せるように書いておくのが良いです。マーケティングするフェーズや、ピボットが必要なときに、冷静に分析するのに役に立ちます。

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www.mof-mof.co.jp

会議やイベントに!初対面でも打ち解けるアイスブレイクネタ3選、自己紹介編

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新しいプロジェクトのキックオフや、勉強会などのイベント。初めましての人が集まると決まってやるのが自己紹介。

ぼくは比較的良くイベントを主催するので、参加者の方の緊張を適度にほぐして参加者同士も交流しやすくなるように自己紹介のやり方に工夫しています。

この記事ではぼくが実際にやってみたことのある自己紹介のやり方を紹介しますね。

自己紹介でアイスブレイクしよう

アイスブレイクとはなんぞやか?

平昌オリンピックで盛り上がっているアイスダンスでもアイススケートでもなくアイスブレイクです。アイスブレイク。

何かのファシリテーターをやったことある人にとってはおなじみの「アイスブレイク」。初対面の人が集まった時に、緊張をときほぐしコミュニケーションを取りやすくするための小技のことで、自己紹介に限らずいろんな手法があったりします。

そんなに難しいものではないので、イベント主催とかする方はぜひチャレンジしてみると、イベントの満足度が上がって良いですよ。

今回は自己紹介でアイスブレイクする3つのやり方を紹介します。

  • カタルタ自己紹介
  • 名前リレー自己紹介
  • 読むだけ自己紹介

カタルタ自己紹介

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最近全オレの中でブーム到来しているカタルタ自己紹介。

カタルタとは、鹿児島在住のメドラボ 代表 福元和人さんという方が考案したらしい、カード54枚の発想支援ツールです。作った人のことはよく知らんけど、54枚のカードそれぞれに文を接続する言葉が書いてあります。

ぼくが愛用しているのはロジカル版で、例えば「おそらく」「むしろ」「さもなければ」「対照的に」などの言葉が書かれてます。

自己紹介での使い方は簡単で、一人が普通の自己紹介をし終わった後に1枚めくって、話を一つ付け加えるだけ。

例)

普通の自己紹介 => 渋谷のIT企業を経営しているエンジニア兼代表取締役の原田です。趣味は海外ドラマを観ることです。

カタルタ => 「むしろ」

むしろ、Netflixが趣味と言った方が正確です。休日は海外ドラマに限らず、Netflixで映画やアニメなどを観尽くしています。Netflixサイコー

みたいな感じ。

それだけなんですが、「歴史的には」とか「本質的に」とか絶妙なやつを引いた時に、「ええええっっ!?」となってちょっと雰囲気が和みます。どうにかこじつけて話をまとめるのも頭を一捻りするけど、意外とこじつけは難しくないので誰でも出来て、アイスブレイクに最適。

カタルタは公式のショップで購入出来るみたい。

ちなみにNetflixは公式サイトから契約できます。俺的満足度は超高いので契約待ったなし。

名前リレー自己紹介

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順番に普通に自己紹介をしていくのですが、自分より前に自己紹介した人の名前を言ってから自己紹介スタートするというシンプルなルールです。

1人目「田中さんです。ほげほげ〜」

2人目「田中さんの隣の山田です。もげもげ〜」

3人目「田中さんの隣の山田さんの隣の鈴木です。ぽげぽげ〜」

という風に進めていきます。

ぼくが実際にやったときは確か6人くらいだったのでそれほど難しくはなかったけど、後半の人になるに連れて「どうなるどうなる?」みたいな緊迫感混じりのワクワク感みたいのが刺激されていい感じに盛り上がります。

席の配置がものをいうアイスブレイク。 6人くらいなら余裕だけど、人数多いときは、そういうのが苦手そうな人がいたら一番最初に指名したり、利害関係が強くちょっとセンシティブな関係の参加者がいたら、なるべく前半に来るように指名したりしても良い。

名前を覚えるのが苦手と自覚がある人は、自分が最後に来るようにしてやると、確実に名前覚えられるのでオススメ。ただし名前以外の内容はあまり入ってこない。

読むだけ自己紹介

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アイスブレイクではないのですが、人数が多い時にオススメの「読むだけ自己紹介」自己紹介のテンプレートを準備しておいて、それに従って自己紹介してもらいます。

テンプレがあると自己紹介する側も楽だし、主催側として知りたいことを意図的に入れておくことが出来し、ある程度自己紹介の長さを制御出来るので、色々と合理的。例えば20人の自己紹介を20分で終わらせたいときなどに使えるテクニック。

ぼくが主催しているアジャイルひよこクラブでよく行われているやり方で、ぼくも幹事メンバーに教えてもらった。

色んなアイスブレイクの引き出しを持とう

ぼくはファシリテーターを目指してきたわけではないけど、何かを仕掛けようとイベントをやってみたりするとき、自己紹介アイスブレイクは、参加者にとってイベントを楽しいものにする一要素になっていたと思う。

例えば、新規事業のブレストをするとき、いろんな立場の人や外部の人を交えてアイデアソンをするとき。初対面の人を交えてワイワイやることはビジネスのシーンでも多くあったりします。そんなときにアイスブレイクの引き出しはきっと役に立つので、一度挑戦してみるといいよ!