毎日がもふもふ

新規事業に特化した渋谷の開発会社mofmof inc.を経営するエンジニア兼代表・原田敦のブログ

それ、ワシが作ったんすよぉぉぉ!!って言いたいから会社経営している

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mofmof inc.エンジニア兼代表のはらぱんこと原田です。

スタートアップ界隈の人と話していると

「そのビジネスモデルだとスケールしなくないですか?」

「ちっちゃいビジネスですねー」

なんて話題になることがあるんだけど、そう言われるたび、

「なんでスケールしなくちゃいけないんだろう?別にスモールビジネスでも良くね?」と思ったりする。

渋谷にいるといわゆるスタートアップ企業と呼ばれる、エンジェルやVCなどの外部から出資を受けて、IPO(新規事業)を達成すべく全力疾走するという企業が比較的多く存在する。mofmof inc.もその周辺に存在している企業なので、必然的に「スケールしなくないですか?」みたいな話題になりがちなわけです。

mofmof inc.はIPOを目指している企業ではない。M&Aによる多額の売却益を狙って会社経営しているわけでもない。

「じゃあ自分は一体何をしたくて会社経営してるんだろうなあ」

と考えるきっかけになったので、頭に中にある気持ちを整理して言語化してみます。

会社のゴールはなんだろう?

IPOやM&Aは明確に終わりがあるので、ゴールとして定義しやすい。しかし、それがない場合、何をゴールとすれば良いのだろうか。

自問して見えてくるのは「ゴールなんて必要なくない?」という結論。

ぼくが会社経営している動機は、お金が欲しいわけでもなく、名声が欲しいわけでもなく(いや、やっぱりちょっとほしい)、早期リタイヤしたいわけでもない。

ぼくは、

楽しいと感じられることをしたい。

テンションが上がることをしたい。

まだ知らないことを知りたい。

そういう自己の内面の喜びのために働いている。だからそれが得られ続ける限り会社経営をする動機になり続ける。つまり「ゴールは必要ない」と言う結論に至った。

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何にテンションがあがるの?

人によってテンションが上がる瞬間って違うと思う。じゃあどんなときにテンションが上がるのか?

「御社のサービスを導入してこんな風に改善したんです!」ってクライアントの声を聞いた時。

「そのサービス、ワシがつくったんすよぉぉぉ!!」と言えるとき。

「いいものつくってくれてありがとう!確実に価値を提供できているよ!」って言ってもらえたとき。

自分たちが生み出したもので、誰かをハッピーにしているという実感にとってもテンションがあがるのですよ。もはやそのために生きていると言っても過言ではない気がする。

以前の誰かとの雑談でこんな話をしたことがあった。

「経営者って○○のためにやっているっていうけど、実際は建前なんでしょ?本当はお金欲しいんでしょ?」

いや、まあお金は欲しい。無限にお金があるならそれがいい。だがしかし、そんな動機のために何年も何年も努力など出来るかよ!とも思う。

そもそもお金がたくさんあったって欲しいものなんて大してない。せいぜい最新のMac Bookくらいのもんだ。物理ESCキーが復活するらしいぞ。欲しい!!

本当にものづくりの喜びのために働いているのか、何度か自問してみたこともあるけれど、自分の心に矛盾がないように感じる。

ぼくは本音と建前が乖離してしまうと、自分やっていることと言っていることの矛盾に苦しくなる。楽しくなくなる。だから企業として掲げている言葉は、出来るだけ自分の内面と一致させるように努めている。

そんなことを考えながら、そういえば弊社のHPでも掲げている「つくって人をしあわせにする」という言葉を思い出した。

この言葉は確か会社を立ち上げて2期目とかに定義した言葉で、「つくる人」「使う人」「欲しい人」の三者をしあわせにしましょう、という意味で書いた。しっかり今の気持ちとリンクしているので、あの頃と一貫した気持ちで経営をしているんじゃないかなと言える。

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なぜ会社を成長させたいのか?

一般的には企業の経営には売上目標というものがあると思う。mofmof inc.でも資金計画のために売上目標が存在する。しかし、その売上目標ありきの経営はしていない。売上目標を達成することに一点集中してがむしゃらになったりしない。

例えばスタートアップの世界では、イケると思ったビジネスにはすぐに後発の競合が現れる。そして競合同士でせめぎ合い、追い越せ追い抜けと熾烈な争いを繰り広げてたりする。ときにはつぶしあいの様相を呈したりもする。

mofmof inc.のサービス、例えば「開発チームレンタル」にも「社内問い合わせチャットボットMy-ope office」にも競合はいる。だが競合よりも売上が多くなければならないとか、競合を潰さなければ!なんて考えたことはない。我々は我々が考えるベストなプロダクト(サービス)を市場に届けるだけだ。売上よりも、我々自身が価値あるプロダクト(サービス)を提供していると信じられることの方がずっと重要だ。売上が上がるのはとっても嬉しいことだけど、それ以上に大切にしていることがあるわけだ。

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その一方で、ぼくは会社を成長させたいと感じている。それはなぜだろうか?人をハッピーにさせているのなら、その規模は問わないはずではないか?

例えば、今のように小規模の組織で、拡大も縮小もせず単純に仕事を回し続ければ、安定的に生き残ることは出来る。しかし、それは楽しいか?

食っていくためだけならそれでいいけど、人生の目的は飯を食って生きていくことではない。この会社でやりたいことは、よりハッピーでエキサイティングなものづくりの体験を極めること・追究することにほかならない。

ビジネス的な成功、つまり売上や収益は、我々が社会に届けた価値を測る尺度だ。それが大きくなるということは、我々の活動に価値があることを証明し、我々が価値をより多くの提供できたという喜びを実感出来る。そのために会社を成長させ続けたいの願うのである。

そんなことを考えてると、仕事が楽しいってとても幸せなことだなと思った。

こんな会社に興味あるなーと思った方はぜひお話しましょう。

www.mof-mof.co.jp

www.wantedly.com

mofmofのエンジニア向け研修内容スライドを公開します!

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こんにちは、mofmof inc.エンジニア兼代表取締役のはらぱんこと原田です。

mofmof inc.では「開発チームレンタル」という月額制の開発サービスを運営しております。

開発チームレンタルとは | 月額制受託開発の株式会社mofmof

それ以外にも自社サービスを6個ほど運営しているのですが、組織としては8割エンジニアで構成されている組織です。

会社を表す言葉として「技術が目的、ビジネスは手段」という言葉を掲げていて、いかに価値あるものづくりをするか、まだ世にない面白いもの生み出すことが出来るか、という点にフォーカスして経営しています。

「技術が目的」と言っても、ただ技術があるだけでは価値は生み出せません。どのように価値を実現するのかその方法を知らなければならないのです。そして、正しく価値を実現するための方法論として「アジャイル」や「リーンスタートアップ」という考え方が存在します。

mofmof inc.では中途で入社するエンジニアが多いことと、技術に関しては自分でプロダクトを開発する研修が存在するため、講義形式のものは「アジャイル」や「リーンスタートアップ」に関連したものに比重が置かれています。

研修の目的

エンジニアという職業は基本的にものをつくるものです。ゆえに、いかに効率的・保守性高く・完成度高く作るか、というような視点にフォーカスされがちです。

その一方で、当然ながら、プロダクトを作る目的は、プロダクトを完成させることはではありません。効率的に作る・保守性高く作る・完成度高く作る、これらは全て価値のあることですが、それだけが素晴らしくてもビジネスが上手くいくわけではないのです。

ビジネスのフェーズに合わせて、どのように作るべきかは変わってくるのが正しい姿です。完璧に作るよりも優先されるのはビジネスを実現することです。

アジャイルな作り方は、トライアンドエラーを繰り返しながらビジネスの方向性を随時変えていくことに追従していくことが出来ます。

リーン・スタートアップの考え方は、小さく早く検証して仮説の誤りを見つけることの重要性を示してくれます。

mofmof inc.では新しく事業を立ち上げるためのサービス開発を請け負うことが多いです。ムダを少なく、出来るだけ早くリリースする、そのために必要な知識として、これら研修を実施しています。

研修のやりかた

ただ作るだけではmofmofエンジニアとしての振る舞い体得することが出来ないので、リーンスタートアップ的な考え方を理解するために、自分で作るものを決めて、小さいスコープのMVPを定義・設計します。

開発が始まったら、アジャイルな考え方・プラクティスを使って、実案件に近いようなやり方でエンジニア自身が主体的に行動して作り上げていく、というような研修内容になっています。

1ヶ月目

  1. 必須図書を渡す。全て読むべし(1ヶ月以内)
    • スクラムブートキャンプ
    • ユーザーストーリーマッピング
    • アジャイルサムライ
  2. 講義
    1. もふもふなエンジニアの心得
    2. リーンスタートアップとMVP
    3. リーンキャンバスの作り方
  3. 各自作るプロダクトの案を一つ決める
  4. ユーザーストーリー(機能)出し
  5. 講義
    1. インセプションデッキの作り方
    2. スクラムとモジャイル
    3. 見積もりの仕方
    4. 振り返りの仕方

※講義実施前など隙間時間が発生した際には、株式会社万葉さんの課題の実装をやります。

github.com

2ヶ月目

  1. プロダクト案を実装する
    1. メンターと週次ミーティング・デモ
    2. 随時メンターによるコードレビュー

mofmofの研修を公開講座にしています

mofmof inc.のエンジニア向け研修は、実は公開講座になっておりまして、外部の人でも受講することが出来ます。

企業からご依頼いただいて外部で研修を実施するときは、10〜20万円/1回くらいで見積もらせていただいているのですが、社内の研修ついでに外部公開する場合は2,000円/1回で受けられるお買い得設定になっているので、興味ある方は参加ください。

www.street-academy.com

www.street-academy.com

www.street-academy.com

www.street-academy.com

スライド一覧

もふもふなエンジニアの心得

スクラムとモジャイル

リーン・スタートアップとMVP

リーンキャンバスの作り方

インセプションデッキの作り方

見積もり

振り返り

イケイケな4社の採用戦略をまとめてみた結果、たった一つの重大な真実にたどり着いてしまった

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エンジニア採用戦略どうしたらいいか分からない…。

いや、全く分からないわけではないし、全然うまく行っていないってほどでもない。別にIPO目指しているスタートアップ企業じゃないので、指数関数的右肩上がりを狙っているわけでもない。

だがしかし、もう少し結果を出したい!一体どうしたらいいのだろうか…?

自社サービスももっと進めたいし、せっかく開発をお願いしたいってありがたいお声をたくさんいただいているのに、「すみません、今対応出来る人空いていなくて。。。」って言わざるを得ないのが悲しい。

というわけで、エンジニア採用イケイケに見えるWEB系企業がどんな採用戦略で、どんなアクションをしているか研究した結果と、小規模のスタートアップ・ベンチャー企業でも真似できそうなポイントをまとめてレポートします。

研究対象企業

  1. SmartHR
  2. ソニックガーデン
  3. ENECHANGE
  4. 株式会社あつまる

SmartHR

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SmartHR

smarthr.jp

凄まじい勢いで成長を続ける、HR系スタートアップのSmartHR。直接知り合いがいるわけでもないのに、毎日のようにSmartHRに関わる情報を見聞きしている気がする。

その勢いも凄まじいものがあり、ちょっと前までは登場したばっかりのスタートアップだったのに、今では「全てのエンジニアはSmartHRかメルカリというブラックホールに吸い込まれる」と言われているくらいの勢い。飛ぶ鳥を落とす勢いとはこのことか。

ちなみに弊社mofmofもSmartHRユーザーです。社保の手続きとかがSmartHRを介して電子申請出来るようになったので非常に便利。専門的な知識なしで手続き出来るので大変良い。

採用戦略としては、採用ピッチ資料を公開して大きな反響があったことが有名ですね。それをみたベンチャー各社が採用ピッチ資料を作るというブームまで巻き起こしました。ほんとすげえな。

blog.shojimiyata.com

ちなみに弊社もブームにのっかってみた1社です。ぜひ読んでみてね!

speakerdeck.com

観点 実施内容
コーポレートサイト https://smarthr.co.jp/recruit
Wantedly https://www.wantedly.com/companies/smarthr/projects
Green https://www.green-japan.com/company/6741
ミートアップイベント エンジニア歓迎会の練習会 in サイゼリヤをやりました
コンテンツ配信 Wantedly
代表の宮田氏のブログ
採用企画 体験入社制度

コーポレートサイト

応募ページを見るとどうやらtalentioというサービスを使っている模様。非常にたくさんの応募が来るためツールを導入しているのか、あるいは複数のエージェントを同時併用しているのかも知れない。

ミートアップイベント

まだ今のように採用がうまくいっていなかった時期に開催していた、エンジニアの入社歓迎会の練習をする会がユニーク。

エンジニア歓迎会の練習会 in サイゼリヤをやりました

Wantedlyのミートアップ、やconnpassのイベント履歴を見る限り、2018年9月頃からはそれほどミートアップには力を入れていない模様。歓迎会の練習会や、採用ピッチ資料で波に乗って母集団形成が満たされるようになったため、ミートアップ以外の施策に注力しているのではないかと推測。

コンテンツ配信

Wantedlyのフィードは数ヶ月〜1年に1回くらいと、それほど頻繁には更新されていない。
採用ピッチ資料もそうだけど、代表の宮田氏のブログは1〜3日に1記事投稿されていて、こちらが主力なのでは。

採用企画

体験入社制度が有名。2019/10/11現在では申し込み出来なくなっている。体験入社はミスマッチが減らせて非常に良い制度だけど、そこそこオペレーション負担が大きいのがネック。別の手法でミスマッチをへらす工夫をしているのではと推測。

真似できそうなポイント

上記に載っていないが、RubyKaigiのシャトルバスを出したりと、けっこう大胆な投資の仕方もしている。先日61.5億円の資金調達を実施している。しかし小規模の企業では札束で殴るような施策は真似できない。

エンジニア歓迎会の練習会 in サイゼリヤをやりました」のようなアイディア・企画勝負のイベントを立てて目立つ作戦は、企画力と発信力に自信があれば真似できるかも。

あと、代表の宮田氏のブログは採用に関連した話題が多めだけど、SmartHRのビジョンを語るコンテンツなどもあって、比較的自由度が高く運用されているみたい。各コンテンツの末尾に大体採用ピッチ資料が貼ってあるので、多くの人に認知してもらうためにコンテンツを配信して、採用ピッチ資料までたどり着いてもらおうという形で、泥臭く努力している様子がうかがえる。

企業の色は代表のメッセージが大きく左右する。難しい採用戦略・設計を抜きにしても、代表自身がコンスタントに情報発信するというのは資金力に頼れない企業こそ真似すべきだと思う。

ソニックガーデン

ソニックガーデン
ソニックガーデン

www.sonicgarden.jp

めちゃくちゃ強いエンジニアがそろっているんだろうなあ。

技術に関して非常にストイックな企業というイメージが強い(技術だけじゃないと思うけど)。

月額制受託開発の先駆者。「納品のない受託開発」という開発サービスが有名だが、実は自社サービスの方でもちゃんと収益を上げているって聞いたことある。

納品のない受託開発は、従来型の「いつまでにどれくらい作るからいくらで」というスタイルを覆して、月額フィーをいただく代わりに顧問プログラマとして開発をまるっと担当するよ、というものです。

多くの失敗事例を積み重ねてきた歴史のあるシステム開発の世界にとって、これからの開発プロジェクトの未来の形を示唆するものでした。コンセプトを紹介した社長ブログやコーポレートサイトが共感を呼び、非常に話題になっていたことが思い出されます。

観点 実施内容
コーポレートサイト https://www.sonicgarden.jp/join_us
Wantedly https://www.wantedly.com/companies/sonicgarden
Green なし
ミートアップイベント ほとんどなし
コンテンツ配信 コーポレートサイトのブログ
代表・倉貫氏のブログ
採用企画 トライアウト

コンテンツ配信

コーポレートサイトのブログの方を見ると、「お客様事例」や「社長が話す」などのコンテンツが充実している。記事一つ一つが丁寧に作られており、写真も多く、社内の様子や文化、価値観が伝わりやすくなっている。

また外部のメディアに掲載されている代表の倉貫氏へのインタビューコンテンツも数多くあり、倉貫氏の著名ぶりがヒシヒシと感じられる。その著名さに甘んじることなく、丁寧にコンテンツを作り込んでいる姿勢を見ると、「ああ、発信って小手先のものじゃいけないんだなあ、ちゃんと伝わるように発信しなきゃ」という気持ちにさせてくれる。

真似できそうなポイント

connpassの方で、過去ミートアップイベントをやっていた形跡はあるものの、採用目的では特にやっていないように見える。Wantedlyもページはあるものの、募集やフィードはゼロ。

自社メディアや倉貫氏の圧倒的な発信力が特徴的で、小手先の情報発信やイベントに頼らないスタイル。非常にカッコいい。

これを真似してすぐ結果を出すことは不可能だけれど、情報発信の頻度や作り込みの丁寧さは真似すべきだと言える。こなれた情報発信が出来なくてもまずはコンスタントに情報発信を続けること。

「そんなことに時間かけていられないよー」と思うかも知れないけど、色々調べてみて分かったのは結果を出している企業ほど丁寧に情報発信していること。おそらく小手先の施策での結果は天井が低くて、会社を広く知ってもらうこと・よく知ってもらうことを粛々とやっていかないとすぐ頭打ちになりそう。

ENECHANGE

ENECHANGE
ENECHANGE

enechange.co.jp

電力自由化のタイミングからよく見聞きするようになった会社。Otemachi.rbというコミュニティを主催しているようで、この活動をきっかけに企業を知った人も多そう。エンジニアいわく「カッコいいエンジニアがいる企業」というイメージらしい。

ぼく自身、接点はほとんどない企業だけど、Wantedlyか何かの募集をよく目にしたのか企業自体はもともと知っていた。

観点 実施内容
コーポレートサイト https://enechange.co.jp/recruit/
Wantedly https://www.wantedly.com/companies/enechange
Green https://www.green-japan.com/company/3781
ミートアップイベント connpass
コンテンツ配信 Wantedlyのフィード
採用企画 特になさそう

コンテンツ配信

Wantedlyのフィードが1本/1ヶ月くらいのペースで投稿されている。そこまでバリバリ力をいれてやっている感じではなさそう。

ミートアップイベント

connpassでOtemachi.rbというRubyコミュニティを主催している。イベントは平均13,14名くらいで2週〜1ヶ月に1回くらいのペースでコンスタントに開催されている。ここ経由で知った人もそこそこいそう。Rubyコミュニティは有志のエンジニアが企業とは独立して運営していることが多く、企業が主催している形は珍しいなあと思った。

技術コミュニティにいる人=技術出来る人っていう印象が成り立ちやすいので、「カッコいいエンジニアがいる」というイメージはこの辺の活動から形成されてるのかも。

真似できそうなポイント

何かしらの技術コミュニティを主催するのは真似出来るポイントかなと思った。一方で採用目的でのコミュニティづくりはあんまり受け入れられないので、コミュティを立ち上げるのは良いが、あくまでも目的は技術の発展やノウハウの展開におき、業界へ還元する姿勢でやることが大前提。

決してコミュニティ参加者に対して「弊社へ転職どう?ねえどう?どう?転職いつ?ねえ?ねえ?」みたいな野暮なことをしてはいけない。

また、コミュニティで名刺交換しただけ人に転職を打診するような迷惑な行為をしてはいけない。これは確実に逆効果。エンジニアからするとこういうデリカシーのない企業は御免被りたい対象になる。従ってコミュニティ経由での応募数をKPIにするような愚策は絶対にダメだ。ダメゼッタイ。

株式会社あつまる

株式会社あつまる
株式会社あつまる

atsu-maru.co.jp

ぼくは初見の企業ですが、メンバーが知っていたので調べてみる。従業員数85名なので、大きめのベンチャー企業といった感じ。設立は2013年と、弊社より2年先輩。

集客プラットフォームという物を持っていて、WEB上のデータや各種SNSのデータなどのビッグデータと、アンケート結果や決算・経営計画書などのデータを持っていて、社内のエンジニアはなんらかのデータ分析をして、現状の課題・問題点を抽出し、集客戦略を教えてくれるっていうサービスをやっているみたい。

一言で言うならビッグデータを使って、マーケティング支援コンサルティング、みたいな理解をした。

観点 実施内容
コーポレートサイト https://atsu-maru.co.jp/recruit/
Wantedly https://www.wantedly.com/companies/atsu-maru
Green https://www.green-japan.com/company/4190
ミートアップイベント Wantedly
TECH PLAY
コンテンツ配信 note
採用サイトのブログ
採用企画 特になさそう

コーポレートサイト

圧倒的にサイトが美しい。写真をどどーんと使っているTOPビジュアルや、統一感の取れた写真、編集もキレイだし「ああ、ここはクリエイターの会社なんだなあ」とズバッと伝わってくる。

Instagramで社内の様子を発信してサイトでもそれらを並べている。写真の使い方を熟知している気がする。応募はサイトのフォームも設置しているが、ナビ系の媒体からも応募出来るようになっている。

とにかく隅から隅まで美しくて、マブしくて、キレイで、うらやましい。こっちまでキラキラしたくなってくる。

Wantedly

フィードは1〜2本/月くらいのペースで更新されている。一通りの募集情報も掲載されている模様。他にもリクナビなどの媒体やGreenも使っている。

ミートアップイベント

ミートアップイベントはWantedlyTECH PLAYで募集されているが、見える範囲では2019年9月が最初のイベントなので最近始めたのかも知れない。2019年10月までに3本のイベントが実施されているので、月1ペースくらいではやっていくのかな。

また中の人がクリエイター卓球部というコミュニティもやっているようだけど、connpassの情報を見る限り採用目的ではなく、純粋に卓球がやりたくてやっているように見える。ついでに外部のクリエイターとの接点を作ってる感じっぽい。

コンテンツ配信

noteの方は、デザインやスクリプトについてもあるけど、自己紹介だったり、腕時計を紹介する記事だったり、割とテーマを絞らずゆるっとやっているみたい。

採用サイトのブログの方は、社内の雰囲気を伝えることを主軸においたコンテンツが多い印象。どのような想いでどんな事業をやっているのか?みたいなエモい話もあったら嬉しいなと感じた。更新頻度は高く、3日〜1週間に1本くらいでアップされているみたい。

真似できそうなポイント

直接採用目的ではなさそうだけど、クリエイター卓球部はステキだなと思った。採用活動って、応募が来て、面談して、合否出して、ってだけじゃないと思うんですよね。

応募するよりも前に自社のこと知ってもらえているのって非常に良いことだと思っていて、まずmofmofって会社の存在や、どんな風なことをやっているかを知ってもらっていなければ何も始まらない。

短絡的に採用に結びつけようとしてはいけないと思うけど、外部の人との継続的な接点を持つという意味では、遊びに振り切ったコミュニティを運営してみるのもよし、そういうコミュニティで純粋に楽しむのもよし、だと思った。

まとめ

まとめると、

1. スタートアップベンチャー企業は代表自身が熱心に情報発信しましょう

2. コミュニティを持ちましょう。ただし採用目的ではなく参加者にとって価値のあるイベントを企画しましょう

3. コーポレートサイトはめんどくさがらずに更新しましょう。直接採用に関係がないコンテンツも会社の文化が表現されるものです。丁寧に発信しましょう

ちょうどTwitterでこんなツイートを見つけて、結論まさにこれ。

たどり着いたたった一つの重大な真実「採用に時間をかけて、発信し続けて、積み重ねる

いつまでもインプットばっかしてんじゃねえ、今すぐ実践しろ

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インプットしたらアウトプットするのが大事だよねーとか、インプットしたらアウトプットすると記憶に定着するんだよーとか、中途半端なこと言ってないで黙って実践しろという話をしたい。

最初に結論を言っておきます。

知識とは学んだときにではなく、行使したときに初めて身につくものである。そして、行使したときにだけ新しい知識が生まれるのである。

「知識」と「情報」は別物である

「知識」と「情報」は別物であるけど、境界線は曖昧なので明確に区別してないのではないかな。例えば、5歳くらいの小さい男の子が自転車に乗れるようになりたいとする。自転車の漕ぎ方を説明するなら、

  • サドルにまたがる
  • ハンドルを握る
  • 地面を蹴って前に進む
  • 足をペダルに乗せて漕ぐ
  • 倒れないようにバランスをとって漕ぎ続ける
  • ハイ出来上がり

という具合になります。

これを説明された男の子は上手に自転車に乗れると思います?乗れないっすよね。つまりこれが「情報」ってことです。構成される要素は知っているのに出来ない。情報を扱って目的を達成することが出来ない状態。

さて、うまく乗れなくて悔しい男の子は、来る日も来る日も、雨にも負けず風にも負けず、雪にも夏の暑さにも負けず自転車に乗りつづけました。転んでも転んでも諦めずに乗りつづけました。

するとどうでしょう、始めは全然上手に乗れなかった自転車が、いつしかスイスイと風を切るように乗れるではありませんか!

この瞬間「情報」は「知識」に変わるのです。つまり情報を扱い、目的を達成できること、それが「知識」です。

インプットと実践までの時間は出来るだけ短くしろ

さて、話を少し変えてみます。多少なりとも勉強する意欲がある人は本くらいは読んでるじゃないですか。エンジニアだったら、なんか興味のある新しい技術が出たらちょっとチュートリアルくらいやってみたりするじゃん?

よくさ、「インプットするだけだと忘れちゃうから、誰かに話したりアウトプットすることで記憶に定着させましょう」みたいなこと本に書いてあったりするじゃないですか。

そうじゃねーーし!見聞きしたことを忘れないために生きてんの?え、君ってハードディスクか何かなの?違うっしょ、何かをより上手く出来るようになりたいから学んでるんでしょ。

だったら5歳の男の子みたいに学んだことをすぐにやってみなよって。

頭の中に置いておける「情報」は揮発性なんですよ。その情報は扱わなければ消えていくのですよ。だから覚えておこうとしたって意味なくて、雨にも負けず風にも負けずその情報を使って使って試して使って、そして自分の「知識」に変えるのですよ。

何が言いたいかっていうと、使われない情報をただ惰性でインプットするのはさっさとやめて、今使いたい情報をインプットしたら、出来るだけ速やかにそれを実践して、非揮発性の「知識」に変えるべって話。

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学んでからやるのでなく、やらねばならないから学ぶ

よくさ、「勉強して出来るようになったらやります!」って人いるやん?

そうじゃねーーし!それやんなきゃいけないから学ぶのさ。逆転の発想よ。そんなのんびりしてたらすぐに世紀末200X年到来しちゃいますよ。5歳の男の子が「自転車の乗り方を完全に理解してから自転車乗ってみます(`・ω・´)キリッ」とか言ってたら、いやいや、はよ自転車乗れやってなるじゃないすか。それと一緒ですよ。

なので、学びの効果を最適化する手順はこれだ。よく覚えておけ。いや違った、今すぐやれ。

  1. その学びを実践する機会を先に決める(この時、出来るだけ学びとの間をあけないこと)
  2. 実践に必要な学びの範囲を見極め計画する
  3. 実践する機会までの間全力で勉強する
  4. 実践する

例えばエンジニアなら、新しい言語を習得するなら、それを使って自分の個人サービスを作ることを計画するでもよし。業務で自分で言語選定できる立場にあるなら、次のプロジェクトはそれで作ることを決めてから勉強するでもよし(おっと、自分の趣味だけで、合理性のない技術選定はするなよ)。英語を勉強したいなら、一人で海外旅行行く計画を立ててから勉強に取り組むでもよしだ。

よっしゃ独自フレームワーク作ったるで!とか思ったそこのお前、俺は3年後の未来から来た。今すぐ考え直せ、お前のフレームワークは多くの人間を不幸にした。

大事なことだからもっかい言いますよ。

知識とは学んだときにではなく、行使したときに初めて身につくものである。そして、行使したときにだけ新しい知識が生まれるのである。

すべてのエンジニアは今すぐ筋トレをはじめるべきである

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標題のとおりである。これを見ているエンジニア諸君は、HHKBのカタカタ感で悦に浸る手を止めて、今すぐ地面に手を付きプッシュアップを始めるべきなのである。

まずはどうして筋トレをすべきなのか説明していこう。いいかよく聞け。

なぜ筋トレすべきなのか?

当たり前だが、エンジニアの仕事は基本座り仕事だ。一日のほとんどを自席で過ごすことが多い。座っている仕事は立ち仕事に比べて楽だと考える人もいるが、実はかなり体に負担を受けている。

その証拠にぼくは仕事のしすぎて背中・首・腕に慢性的な痛みを抱えるようになり、およそ2年ほど休職してた期間がある。痛みだけならまだしも激しいめまいと吐き気も併発していたので仕事どころではなかった。更には慢性的な疲労も感じていたし、文字通りボロボロだった。

この問題についてあらゆる策を試した。対策を出来るだけ客観的に評価するために、ぼくは毎日その日一日の「元気さ」を10段階評価してスプレッドシートに記録している。

どんな策を講じても目立った変化がなかった、この「元気スコア」の30日平均が、なんと驚くべきことに、筋トレ前4.9=>2ヶ月目現在5.57ポイントに向上しているのである。主観でも向上傾向にあると感じている。

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筋トレ前

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筋トレ後

その上、体の痛みも明確に軽減されていて、もはやいいことづくめであり、筋トレをやらない理由がどこにも見当たらない。

どういう筋トレをしているのか?

筋トレ自体は基本的に楽しくない。同じ動作を繰り返しやるだけだし、何せ体に負荷をかけるわけだからそれなりに苦しい。当然見合った成果がなければ続けるのが難しいものでもある。

そこで、ぼくが使っているのは「Nike Training Club」というアプリ。筋トレ業界では通称NTCという名称と呼ばれている。

www.nike.com

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NTCはたくさんのワークアウトがある

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進捗をslackで報告している

このアプリの良いところは、たくさん筋トレメニューやストレッチやヨガのメニューが用意されているので毎日同じことをやらなくて良い点だ。

やっていく内容、ワークアウトと呼ばれているが、音声に従ってやっていくスタイルで、回数ではなく時間経過で進める点も良かった。回数をたくさんこなすのはつらい。時間経過ベースならしんどいやつはゆっくりやってもちゃんと終わらせることが出来る。

また5分でできるワークアウトから30分くらいで出来るのもあるので、疲れている日は短いワークアウトにするなんてことも可能だ。

かつて一度も筋トレの継続を成功させたことがないぼくでも既に2ヶ月経過した。無理なく継続するにはおすすめのアプリだ。

さあ、これを読んでいる君も今すぐその外付けキーボードを窓から投げ捨て(あるいはメルカリで売り払い)、おもむろに地面に這いつくばり、2本の両腕で強く上体を起こすのだ。そう、それがプッシュアップだ。

おめでとう、君の筋トレ人生は今まさに幕を開けたのである。

採用面談で失敗してしまいがちな3パターンをまとめた

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立場上、新しく入社希望してくれる人の面談をしたり、業務委託で外注する人を探したりする仕事を担当することが増えた。

仕事をお願いする相手が自分の期待値を満たしてくれる存在であるかどうかを確かめることは、雇用か外注かに関わらず必要である。

けれども、この領域はそれだけでも専門特化したスキルが必要で、一筋縄でいかないということが何度かの経験を経て分かったことだ。

他人のことは自分が思う以上に分からない、その前提で望まない限り結果を出すことは難しい。ちょっと話しただけでその人の能力が分かる、などと豪語する人もいるが、おこがましいことこの上ない。メンタリストにでもなったつもりか。一生スプーンでも曲げてろ。

面談時の失敗3パターン

何度も何度も面談をしてきた結果、面談のときや、合否判断をするときにやってはいけないことのパターンが見えてきた。

  • 面接官がコミュニケーションを牽引し過ぎる
  • バイアスのかかった質問をする
  • 人間的に好きだから入社させたくなる

面接官がコミュニケーションを牽引し過ぎる

エンジニアやそれ以外、どんな仕事だったとしても絶対に必要となる能力がコミュニケーション。これが成立しない人とは一緒に仕事することが著しく困難になる。

なにも流暢にユーモアとウィットに富み、ブラックジョークも軽快に使いこなせるような、ハイパーコミュ力強者である必要などみじんもない。必要なのは、両者ストレスなく意思疎通が取れること、ただこれだけ。

面接官が、コミュニケーションを牽引することで、面談の場を和やかな雰囲気にすることは出来るが、意思疎通出来ているという状態が、面接官自身のコミュニケーションスキルに依存していたことに気づけないという事態が起こってしまう。

結果的に、入社後コミュニケーションが噛み合わないことが多いことに気づき、両者ストレスを感じながら仕事をする羽目になり、お互いが不幸になるのである。

バイアスのかかった質問をする

面接を受ける側にとっては、その会社の志望度の高さに関わらず、時間を費やして受けるからには選考をパスしたいと当然思っている(温度感に差はあれど)。落ちたいと思ってくるヤツはいない。

だとすると、できるだけ面接官が望む回答をすることが最適化された手になる。例えば「あなたはマネジメントが得意ですか?」と聞かれた場合、できるだけ「いいえ」とは答えたくない。得意かどうかは置いといてやったことあれば「やったことあるので大丈夫です」とか答えがちだし、やったことなかったとしても類似の経験、例えば「学生の頃はサークルのリーダーとしてイベント企画や管理をしていました」みたいな話を持ち出したくなる。

かつてぼくは「あなたは技術が好きですか?」という質問に対して「はい、好きです」と答えた人物を、技術好きだからスキルが伸びるやつだ!これで勝つる!と自信を持って採用したことがある。

7年前のオレの愚かさといったら、タイムマシンに乗って殴りに行きたいレベルだ。こんなん誰でも99%YESって答えるに決まってるやん。「あなたは人間ですか?」と問うくらいには愚問である。

しかし、この質問をしたオレという記憶は確かに存在する。つまりこれがシュタインズゲートの選択ということであるから諦める他ない。

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人間的に好きだから入社させたくなる

人間的に好きかどうか、という観点は一緒に働くという意味で非常に重要である。それは紛れもない事実であり、自明のことでもある。

だがしかし、人間的に好きだからといって入社してからも必ずしもうまくいくという保証はどこにもない。

やはり誠実そうで、愛嬌もあって、話していて楽しいと感じる人はぼくも少なからず好感を抱く。出来ることならこの人と一緒に働きたいと感じる。でもそれはその人の一面であり、人間性というスキルでしかないのである。それだけで決めてしまっては行けない。それは情に流されて思考を放棄しているだけだ。

  • 仕事の遂行能力(エンジニアなら技術力、営業なら営業力)
  • コミュニケーション能力
  • 人間性

これらの観点の全てを満たしてなければいけない。どれか一つでも組織にフィットしていないのならお互いに不幸になる確率が高まってしまうのだ。

面接する側は偉くない

いまさら明記するような話でもないとは思うけど、面接する側・される側に上下関係は存在しない。ただ単にアプライするという一方向性が存在しているだけで、面接する側は偉くもなんともないし、本来他人を評価し選考するなどということ自体が不遜であると感じる。

でも組織というものは、その目的を達成するためにできるだけ可能性の高い手段を取らねばならない。そして、その狭間にぼくはいる。そのことを忘れずに採用活動がんばるぞい。

若いうちの苦労は買ってでもしろとか言うおっさんがムカつく

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若いうちの苦労は買ってでもしろ。

と言うおっさんがいる。だが、買ってでも苦労すべきはおっさんも同じだ。

誰がこんなポンコツ言葉を生み出したのか知らんが、たぶんどっかの国のいつぞやの時代の変な偉い人が、若いやつは苦労を好んで取りに行けと言ったんだろう。

その趣旨はぼくが解釈する限り「苦労」を重ねれば重ねる程に成功体験が増え、自身の成長につながる、というような趣旨だろうな。

では、なぜ「若いうち」なのか。おっさんは成長しなくてもいいとでも?おっさんは人間の完成形だとでも?

ぼくはこのブログを、秋をまじかに控えた、ちょっと風が吹くとわずかに鳥肌が立つ程度に肌寒い気候の中、スカイツリーのふもとでパチパチとやっている33歳のおっさんである。

おっさんの中では若手ではあるが、正真正銘のおっさんであり、つまりぼくは、現代を代表する一人のおっさん自身としてこれを述べているのだ。

成長は加齢によって衰えるものではない

と、思ってる。

加齢は体力や身体能力を低下させるであろうし、場合によってはファビュラスな香りを放出させていく個体もある。だがしかし人間的能力の向上を鈍化させているだろうか?

ぼくはそうではないと思っている。10年前、23歳頃のぼくは確かJava使いの新人だった。Javaを覚えてエンジニアとなるべく努力を重ね確かに成長をしていた。

そして現在33歳。ぼくは小さいけれど一企業の社長となった。ぼくはずっとエンジニアだったから、組織のことをよく知らなかった。マネジメントのことも、採用のことも、ビジネスを立ち上げることも。

だけど、全部やってみた。うまくいったこともうまくいかなかったこともある。少しずつだけど知らないことは減り、知っていることが増えた。つまり今でもぼくは成長している。

この成長の曲線は、10年前と今とを比べて鈍化しているという自覚はない。

やってみたいことは何歳からだって出来る

じゃあいつやる?(いまでしょ!とは限らない)

「苦労」とはその辺に落ちているボールだ。真面目に仕事をしている人間はみなたくさんのボールを抱えている。ところがときおり、誰かがそれをポトンと一つか二つ落としてしまうことがある。

あなたはそれを拾う?拾わない?

あるいは、誰かが綺麗な色のボールを持っている。こんな一言でも良いかも知れない。

「ちょっとそのボールもらっていい?」

苦労を買って後悔したことはない

ぼくは野球部で、晩年補欠だったため球拾いが得意だった。試合のときはベンチorコーチャー、ひどいときは塁審だ(試合にも参加させてくれないだなんて!)。

なので、20代の頃から落ちているボールは良く拾っていた。

会社のWEBサイトが古くなってきてダサかったから、リニューアル担当を希望した。そのときにPhotoshopを使ってデザインする勉強をしてみた。

若手が増えてきたときには、チームリーダーを買って出た。勤怠管理をし、月一でチーム飲み会を開いたりしてた。その施策の良し悪しは別として。

出来る開発言語よりも、やったことない開発言語に手を出せるチャンスをいつも狙っていた。その結果当時流行っていたFlex(Flash + XMLという技術。後に多くの技術者に血の涙を流させることになる)だったり、個人受注でVB.netの仕事をやったりした。

そんなぼくの様子をみて、会社はぼくを経営サイドに引き入れようとしてくれた。「苦労」をよく買っていくやつには「苦労」をよく売ってくれるようになるんだ。つまりお得意様だね。

成長の源泉は知的好奇心である

成長が鈍化している人は好奇心を失っている。エンジニア目線でみた場合に、この業界で数年間の実績があれば、大抵食っていくことは難しくない。

もちろん生涯食っていくためだけに仕事をしている人もいるし、それはそれで良い。そんなもんは個人の価値観だ。他人がとやかく言うことじゃない。

だが、「これやってみたらどうなるかな?」「これやってみたらおもしろそうだな!」という好奇心を持っていれば、ただ飯を食っていける、という以上には面白い人生を送れるのではないかと思ってる。現にぼくは、自分の人生が最高に面白い。

そして我々の組織は「技術が目的、ビジネスが手段」という言葉を掲げている組織であり、技術を行使して、新しいプロダクトをつくり、世の中に価値を届けること自体に喜びを見出す組織である。それは全て知的好奇心によって支えられていると言っても過言ではない。

より面白そうなものを求め続けている限り、人の成長が留まることはない。たとえ君がおっさんだったとしてもだ。

おっさんよ大志を抱け。