毎日がもふもふ

新規事業に特化した渋谷の開発会社mofmof inc.を経営するエンジニア兼代表・原田敦のブログ

いつまでもインプットばっかしてんじゃねえ、今すぐ実践しろ

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インプットしたらアウトプットするのが大事だよねーとか、インプットしたらアウトプットすると記憶に定着するんだよーとか、中途半端なこと言ってないで黙って実践しろという話をしたい。

最初に結論を言っておきます。

知識とは学んだときにではなく、行使したときに初めて身につくものである。そして、行使したときにだけ新しい知識が生まれるのである。

「知識」と「情報」は別物である

「知識」と「情報」は別物であるけど、境界線は曖昧なので明確に区別してないのではないかな。例えば、5歳くらいの小さい男の子が自転車に乗れるようになりたいとする。自転車の漕ぎ方を説明するなら、

  • サドルにまたがる
  • ハンドルを握る
  • 地面を蹴って前に進む
  • 足をペダルに乗せて漕ぐ
  • 倒れないようにバランスをとって漕ぎ続ける
  • ハイ出来上がり

という具合になります。

これを説明された男の子は上手に自転車に乗れると思います?乗れないっすよね。つまりこれが「情報」ってことです。構成される要素は知っているのに出来ない。情報を扱って目的を達成することが出来ない状態。

さて、うまく乗れなくて悔しい男の子は、来る日も来る日も、雨にも負けず風にも負けず、雪にも夏の暑さにも負けず自転車に乗りつづけました。転んでも転んでも諦めずに乗りつづけました。

するとどうでしょう、始めは全然上手に乗れなかった自転車が、いつしかスイスイと風を切るように乗れるではありませんか!

この瞬間「情報」は「知識」に変わるのです。つまり情報を扱い、目的を達成できること、それが「知識」です。

インプットと実践までの時間は出来るだけ短くしろ

さて、話を少し変えてみます。多少なりとも勉強する意欲がある人は本くらいは読んでるじゃないですか。エンジニアだったら、なんか興味のある新しい技術が出たらちょっとチュートリアルくらいやってみたりするじゃん?

よくさ、「インプットするだけだと忘れちゃうから、誰かに話したりアウトプットすることで記憶に定着させましょう」みたいなこと本に書いてあったりするじゃないですか。

そうじゃねーーし!見聞きしたことを忘れないために生きてんの?え、君ってハードディスクか何かなの?違うっしょ、何かをより上手く出来るようになりたいから学んでるんでしょ。

だったら5歳の男の子みたいに学んだことをすぐにやってみなよって。

頭の中に置いておける「情報」は揮発性なんですよ。その情報は扱わなければ消えていくのですよ。だから覚えておこうとしたって意味なくて、雨にも負けず風にも負けずその情報を使って使って試して使って、そして自分の「知識」に変えるのですよ。

何が言いたいかっていうと、使われない情報をただ惰性でインプットするのはさっさとやめて、今使いたい情報をインプットしたら、出来るだけ速やかにそれを実践して、非揮発性の「知識」に変えるべって話。

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学んでからやるのでなく、やらねばならないから学ぶ

よくさ、「勉強して出来るようになったらやります!」って人いるやん?

そうじゃねーーし!それやんなきゃいけないから学ぶのさ。逆転の発想よ。そんなのんびりしてたらすぐに世紀末200X年到来しちゃいますよ。5歳の男の子が「自転車の乗り方を完全に理解してから自転車乗ってみます(`・ω・´)キリッ」とか言ってたら、いやいや、はよ自転車乗れやってなるじゃないすか。それと一緒ですよ。

なので、学びの効果を最適化する手順はこれだ。よく覚えておけ。いや違った、今すぐやれ。

  1. その学びを実践する機会を先に決める(この時、出来るだけ学びとの間をあけないこと)
  2. 実践に必要な学びの範囲を見極め計画する
  3. 実践する機会までの間全力で勉強する
  4. 実践する

例えばエンジニアなら、新しい言語を習得するなら、それを使って自分の個人サービスを作ることを計画するでもよし。業務で自分で言語選定できる立場にあるなら、次のプロジェクトはそれで作ることを決めてから勉強するでもよし(おっと、自分の趣味だけで、合理性のない技術選定はするなよ)。英語を勉強したいなら、一人で海外旅行行く計画を立ててから勉強に取り組むでもよしだ。

よっしゃ独自フレームワーク作ったるで!とか思ったそこのお前、俺は3年後の未来から来た。今すぐ考え直せ、お前のフレームワークは多くの人間を不幸にした。

大事なことだからもっかい言いますよ。

知識とは学んだときにではなく、行使したときに初めて身につくものである。そして、行使したときにだけ新しい知識が生まれるのである。

すべてのエンジニアは今すぐ筋トレをはじめるべきである

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標題のとおりである。これを見ているエンジニア諸君は、HHKBのカタカタ感で悦に浸る手を止めて、今すぐ地面に手を付きプッシュアップを始めるべきなのである。

まずはどうして筋トレをすべきなのか説明していこう。いいかよく聞け。

なぜ筋トレすべきなのか?

当たり前だが、エンジニアの仕事は基本座り仕事だ。一日のほとんどを自席で過ごすことが多い。座っている仕事は立ち仕事に比べて楽だと考える人もいるが、実はかなり体に負担を受けている。

その証拠にぼくは仕事のしすぎて背中・首・腕に慢性的な痛みを抱えるようになり、およそ2年ほど休職してた期間がある。痛みだけならまだしも激しいめまいと吐き気も併発していたので仕事どころではなかった。更には慢性的な疲労も感じていたし、文字通りボロボロだった。

この問題についてあらゆる策を試した。対策を出来るだけ客観的に評価するために、ぼくは毎日その日一日の「元気さ」を10段階評価してスプレッドシートに記録している。

どんな策を講じても目立った変化がなかった、この「元気スコア」の30日平均が、なんと驚くべきことに、筋トレ前4.9=>2ヶ月目現在5.57ポイントに向上しているのである。主観でも向上傾向にあると感じている。

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筋トレ前

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筋トレ後

その上、体の痛みも明確に軽減されていて、もはやいいことづくめであり、筋トレをやらない理由がどこにも見当たらない。

どういう筋トレをしているのか?

筋トレ自体は基本的に楽しくない。同じ動作を繰り返しやるだけだし、何せ体に負荷をかけるわけだからそれなりに苦しい。当然見合った成果がなければ続けるのが難しいものでもある。

そこで、ぼくが使っているのは「Nike Training Club」というアプリ。筋トレ業界では通称NTCという名称と呼ばれている。

www.nike.com

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NTCはたくさんのワークアウトがある

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進捗をslackで報告している

このアプリの良いところは、たくさん筋トレメニューやストレッチやヨガのメニューが用意されているので毎日同じことをやらなくて良い点だ。

やっていく内容、ワークアウトと呼ばれているが、音声に従ってやっていくスタイルで、回数ではなく時間経過で進める点も良かった。回数をたくさんこなすのはつらい。時間経過ベースならしんどいやつはゆっくりやってもちゃんと終わらせることが出来る。

また5分でできるワークアウトから30分くらいで出来るのもあるので、疲れている日は短いワークアウトにするなんてことも可能だ。

かつて一度も筋トレの継続を成功させたことがないぼくでも既に2ヶ月経過した。無理なく継続するにはおすすめのアプリだ。

さあ、これを読んでいる君も今すぐその外付けキーボードを窓から投げ捨て(あるいはメルカリで売り払い)、おもむろに地面に這いつくばり、2本の両腕で強く上体を起こすのだ。そう、それがプッシュアップだ。

おめでとう、君の筋トレ人生は今まさに幕を開けたのである。

採用面談で失敗してしまいがちな3パターンをまとめた

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立場上、新しく入社希望してくれる人の面談をしたり、業務委託で外注する人を探したりする仕事を担当することが増えた。

仕事をお願いする相手が自分の期待値を満たしてくれる存在であるかどうかを確かめることは、雇用か外注かに関わらず必要である。

けれども、この領域はそれだけでも専門特化したスキルが必要で、一筋縄でいかないということが何度かの経験を経て分かったことだ。

他人のことは自分が思う以上に分からない、その前提で望まない限り結果を出すことは難しい。ちょっと話しただけでその人の能力が分かる、などと豪語する人もいるが、おこがましいことこの上ない。メンタリストにでもなったつもりか。一生スプーンでも曲げてろ。

面談時の失敗3パターン

何度も何度も面談をしてきた結果、面談のときや、合否判断をするときにやってはいけないことのパターンが見えてきた。

  • 面接官がコミュニケーションを牽引し過ぎる
  • バイアスのかかった質問をする
  • 人間的に好きだから入社させたくなる

面接官がコミュニケーションを牽引し過ぎる

エンジニアやそれ以外、どんな仕事だったとしても絶対に必要となる能力がコミュニケーション。これが成立しない人とは一緒に仕事することが著しく困難になる。

なにも流暢にユーモアとウィットに富み、ブラックジョークも軽快に使いこなせるような、ハイパーコミュ力強者である必要などみじんもない。必要なのは、両者ストレスなく意思疎通が取れること、ただこれだけ。

面接官が、コミュニケーションを牽引することで、面談の場を和やかな雰囲気にすることは出来るが、意思疎通出来ているという状態が、面接官自身のコミュニケーションスキルに依存していたことに気づけないという事態が起こってしまう。

結果的に、入社後コミュニケーションが噛み合わないことが多いことに気づき、両者ストレスを感じながら仕事をする羽目になり、お互いが不幸になるのである。

バイアスのかかった質問をする

面接を受ける側にとっては、その会社の志望度の高さに関わらず、時間を費やして受けるからには選考をパスしたいと当然思っている(温度感に差はあれど)。落ちたいと思ってくるヤツはいない。

だとすると、できるだけ面接官が望む回答をすることが最適化された手になる。例えば「あなたはマネジメントが得意ですか?」と聞かれた場合、できるだけ「いいえ」とは答えたくない。得意かどうかは置いといてやったことあれば「やったことあるので大丈夫です」とか答えがちだし、やったことなかったとしても類似の経験、例えば「学生の頃はサークルのリーダーとしてイベント企画や管理をしていました」みたいな話を持ち出したくなる。

かつてぼくは「あなたは技術が好きですか?」という質問に対して「はい、好きです」と答えた人物を、技術好きだからスキルが伸びるやつだ!これで勝つる!と自信を持って採用したことがある。

7年前のオレの愚かさといったら、タイムマシンに乗って殴りに行きたいレベルだ。こんなん誰でも99%YESって答えるに決まってるやん。「あなたは人間ですか?」と問うくらいには愚問である。

しかし、この質問をしたオレという記憶は確かに存在する。つまりこれがシュタインズゲートの選択ということであるから諦める他ない。

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人間的に好きだから入社させたくなる

人間的に好きかどうか、という観点は一緒に働くという意味で非常に重要である。それは紛れもない事実であり、自明のことでもある。

だがしかし、人間的に好きだからといって入社してからも必ずしもうまくいくという保証はどこにもない。

やはり誠実そうで、愛嬌もあって、話していて楽しいと感じる人はぼくも少なからず好感を抱く。出来ることならこの人と一緒に働きたいと感じる。でもそれはその人の一面であり、人間性というスキルでしかないのである。それだけで決めてしまっては行けない。それは情に流されて思考を放棄しているだけだ。

  • 仕事の遂行能力(エンジニアなら技術力、営業なら営業力)
  • コミュニケーション能力
  • 人間性

これらの観点の全てを満たしてなければいけない。どれか一つでも組織にフィットしていないのならお互いに不幸になる確率が高まってしまうのだ。

面接する側は偉くない

いまさら明記するような話でもないとは思うけど、面接する側・される側に上下関係は存在しない。ただ単にアプライするという一方向性が存在しているだけで、面接する側は偉くもなんともないし、本来他人を評価し選考するなどということ自体が不遜であると感じる。

でも組織というものは、その目的を達成するためにできるだけ可能性の高い手段を取らねばならない。そして、その狭間にぼくはいる。そのことを忘れずに採用活動がんばるぞい。

若いうちの苦労は買ってでもしろとか言うおっさんがムカつく

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若いうちの苦労は買ってでもしろ。

と言うおっさんがいる。だが、買ってでも苦労すべきはおっさんも同じだ。

誰がこんなポンコツ言葉を生み出したのか知らんが、たぶんどっかの国のいつぞやの時代の変な偉い人が、若いやつは苦労を好んで取りに行けと言ったんだろう。

その趣旨はぼくが解釈する限り「苦労」を重ねれば重ねる程に成功体験が増え、自身の成長につながる、というような趣旨だろうな。

では、なぜ「若いうち」なのか。おっさんは成長しなくてもいいとでも?おっさんは人間の完成形だとでも?

ぼくはこのブログを、秋をまじかに控えた、ちょっと風が吹くとわずかに鳥肌が立つ程度に肌寒い気候の中、スカイツリーのふもとでパチパチとやっている33歳のおっさんである。

おっさんの中では若手ではあるが、正真正銘のおっさんであり、つまりぼくは、現代を代表する一人のおっさん自身としてこれを述べているのだ。

成長は加齢によって衰えるものではない

と、思ってる。

加齢は体力や身体能力を低下させるであろうし、場合によってはファビュラスな香りを放出させていく個体もある。だがしかし人間的能力の向上を鈍化させているだろうか?

ぼくはそうではないと思っている。10年前、23歳頃のぼくは確かJava使いの新人だった。Javaを覚えてエンジニアとなるべく努力を重ね確かに成長をしていた。

そして現在33歳。ぼくは小さいけれど一企業の社長となった。ぼくはずっとエンジニアだったから、組織のことをよく知らなかった。マネジメントのことも、採用のことも、ビジネスを立ち上げることも。

だけど、全部やってみた。うまくいったこともうまくいかなかったこともある。少しずつだけど知らないことは減り、知っていることが増えた。つまり今でもぼくは成長している。

この成長の曲線は、10年前と今とを比べて鈍化しているという自覚はない。

やってみたいことは何歳からだって出来る

じゃあいつやる?(いまでしょ!とは限らない)

「苦労」とはその辺に落ちているボールだ。真面目に仕事をしている人間はみなたくさんのボールを抱えている。ところがときおり、誰かがそれをポトンと一つか二つ落としてしまうことがある。

あなたはそれを拾う?拾わない?

あるいは、誰かが綺麗な色のボールを持っている。こんな一言でも良いかも知れない。

「ちょっとそのボールもらっていい?」

苦労を買って後悔したことはない

ぼくは野球部で、晩年補欠だったため球拾いが得意だった。試合のときはベンチorコーチャー、ひどいときは塁審だ(試合にも参加させてくれないだなんて!)。

なので、20代の頃から落ちているボールは良く拾っていた。

会社のWEBサイトが古くなってきてダサかったから、リニューアル担当を希望した。そのときにPhotoshopを使ってデザインする勉強をしてみた。

若手が増えてきたときには、チームリーダーを買って出た。勤怠管理をし、月一でチーム飲み会を開いたりしてた。その施策の良し悪しは別として。

出来る開発言語よりも、やったことない開発言語に手を出せるチャンスをいつも狙っていた。その結果当時流行っていたFlex(Flash + XMLという技術。後に多くの技術者に血の涙を流させることになる)だったり、個人受注でVB.netの仕事をやったりした。

そんなぼくの様子をみて、会社はぼくを経営サイドに引き入れようとしてくれた。「苦労」をよく買っていくやつには「苦労」をよく売ってくれるようになるんだ。つまりお得意様だね。

成長の源泉は知的好奇心である

成長が鈍化している人は好奇心を失っている。エンジニア目線でみた場合に、この業界で数年間の実績があれば、大抵食っていくことは難しくない。

もちろん生涯食っていくためだけに仕事をしている人もいるし、それはそれで良い。そんなもんは個人の価値観だ。他人がとやかく言うことじゃない。

だが、「これやってみたらどうなるかな?」「これやってみたらおもしろそうだな!」という好奇心を持っていれば、ただ飯を食っていける、という以上には面白い人生を送れるのではないかと思ってる。現にぼくは、自分の人生が最高に面白い。

そして我々の組織は「技術が目的、ビジネスが手段」という言葉を掲げている組織であり、技術を行使して、新しいプロダクトをつくり、世の中に価値を届けること自体に喜びを見出す組織である。それは全て知的好奇心によって支えられていると言っても過言ではない。

より面白そうなものを求め続けている限り、人の成長が留まることはない。たとえ君がおっさんだったとしてもだ。

おっさんよ大志を抱け。

WEB制作を外注するときに気をつけておくべき6つのポイント

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社内で制作を外注する機会があって、ぼく以外の社員が担当することになったので、自分が発注側として仕事するときに気をつけてることとかコツとかを伝授した。

我ながら暗黙知がいい感じに形式知化された爽快感があったので、ブログにしちゃうぞ。

実際のところ、WEBサイト制作に限らず、外部に発注するケースでも共通する考え方でもあるので、きっと参考になるんじゃね?

大事なことはたった一つだけ

WEB制作とシステム開発プロジェクトは問題構造や性質が近似している。自分が開発プロジェクトでやってもらえると嬉しいことをし、やられると困ることをしないこと。ただこれだけ。 ​​

1. ムチャを要求することはないという安心感を与えること

  • ​​発注の意思は可能な限り早く決めて伝えること
    • 何度も打ち合わせに駆り出させるくせに、発注も決めてくれないとなると不安になってしまう
  • ​​どちらがどこまでをやるかをハッキリ伝えること
    • 何を納品すればOKか?(ソースコード?PSD?)
    • ​​サーバへの設置はどっちがやるか?SSLの設定やドメインなどは?
    • ​​希望するスケジュールを提示する

2. こちらから出せる情報は出来るだけ早く詳細に出すこと

3. コミュニケーションの方法をあらかじめ設計しておくこと

  • ​​定例ミーティングが必要か?必要がなければどのタイミングでやるか?
  • ​​オンラインのコミュニケーションでは何を使うか?Slack, Chatwork, Messengerなどなど
    • 良い子は電話はやめような

4. 妥当な根拠なく値切らないこと

  • クリエイターは値切られると一気にモチベーションが低下するのでやらないほうが良い
    • かくいうぼくも値切られるとテンション爆下げしちゃって受注したくなくなるよ!
  • 予算と合わない場合は、内訳から削っても良いものを削って予算に合わせること
    • ​​たとえばスマートフォン対応はしないとか
    • デザインはTOPページのみにするとか
    • コーディングは自分でやるとか

5. ディレクションが苦手な人がほとんどと思っておいた方が良い

  • もちろんそんなことなくてバリバリ出来る人もいるけど、丸投げしていい感じで出てくるつもりでいると痛い目みるよ
  • スケジュールと進行は相手に任せる形にはなるが、ときおり状況を観察し進行がスムーズになるように助力する姿勢を見せよう
    • 困っていることがあっても言ってくれない(言いづらい)こともあるので

6. 基本的に制作する人は制作だけが出来ることを期待しよう

  • これまた人によって、マルチな才能を持っている超人もいるけど、とりあえず任せておけば全てうまくいくみたいな幻想はダメぜったい
    • 制作が出来る上に、それ以外も出来るという人は総じて優秀で、それが出来る人はそんなに数は多くない
  • 例えば、こういうこと
    • サイト作って儲かるようにしてくれる
    • いい感じのコピーを考えてくれる
    • SEOを意識したコーディングをしてくれる
    • 保守性の高いコーディングが出来る
    • コンバージョンが上がる導線設計が出来る
    • イラストが描ける

まとめ

WEBサイト制作・開発プロジェクト、共通して言えるのは発注者が主体的であるほどうまくいく確率は上がる。丸投げが楽なのは分かるが、できるだけ主体的に動き、先手先手を打ってプロジェクトを引っ張っていくくらいにしていれば「この人のためにいい出来るだけ仕事してあげたい!!」って思ってくれるぞ。

更に詳しいWEBサイト制作の進め方は、完全マニュアルという記事を見つけたので参考までに貼っておく。

web-kanji.com

ちなみに弊社の自社サービス、「My-ope office」のランディングページは谷道さんというデザイナーさんにお願いした。谷道さんはデザインとイラストが得意で、特に彼女が手がけるイラストは素晴らしいゆるふわ感があり、弊社名である「もふもふ」に大変マッチするため良く制作の相談をしているオススメのデザイナーさんだ。

m-tanimichi.com

mofmof inc.のサイトのイラストも依頼していて大変気に入っている。

www.mof-mof.co.jp

それ意味ないよ、って言う人は積極的に無視しよう

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これはぼくがまだ新卒1年目の頃の話。 自分で言うのもなんだけど、ぼくはプログラミングの適正がそこそこあったようで、同期と比べると成長は早い方だった。入社して割と早い段階で現場の仕事をこなしていた。

主たる業務がプログラミングだったので、ぼくがもっと上手に高度なプログラミングの能力を身につけたいと思ったのは自然なことだったと思う。だからぼくは職場で「スーパープログラマー」になりたいって言っていた。

そんなとき7,8こくらい上の先輩SE(システムエンジニア)がこう言った。「スーパープログラマーになっても意味ないよ」と。当然どうしてか気になったので理由を聞いた。そのときの回答は確か、プログラミングするのは末端の仕事だから設計が出来なきゃいけなくて、スーパープログラマーになるのではなくSEなりなよと。そのときは、ふーんそういうもんか、くらいに受け取った。

今でも当時と同じようにプログラマーという職種はSEにぶら下がる末端の仕事だと考えている時代遅れマンも多く存在しているみたいで、TwitterとかWEBの記事でそういう発言をしている人はいまだに見受けられる。だけど、当時に比べると「ものを作れる」というスキルは圧倒的に重宝されるようになった。設計書が書けてもものが作れなければビジネスは出来ないからだ。

「エンジニアはおらぬかー?」「どこかにWEBサービスを作れるものはおらぬかー?」と四方八方から聞こえてくる昨今を思うと明らかだと思う。

要するに、この人の忠告はあまり意味を持たなかった。

今やりたいと思ったことはやったほうがいい

長い話になっちゃうから詳しく書かないけど、他にも人生の岐路にたったとき「絶対に後悔するよ?」と忠告してくれたおじさんがいた。そのありがたい言葉を拝受した上で、即座に頭のゴミ箱に投げ捨てた。

今でもぼくはそのときのことを一度も後悔したことはない。

だからぼくは誰かから相談を受けたときは出来るだけ肯定的な意見を述べるようにしている。事業相談を受けたときもそう。

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引用元

www.motivation-up.co.jp

ふと思い出したので物議を醸したポスターを貼ってしまったが、実際に、出来ない理由、ダメな理由を見つけるのは本当に簡単なんだ。例えば起業したいという人がいたとする。起業して出来た新設法人は10年で6%しか生き残らないという統計がある。だから、起業なんかしない方がいい、とアドバイスすることは素人にも出来ることだ。

人の情熱なんてものは長くは持たないもんだ。一瞬で盛り上がって、一瞬で消えていく恋愛みたいなもので、実際軽薄なものだ。薪をくべなければ燃え続けることはない。そしてその薪は行動することで見つけることが出来る。今やりたいならやったらいい。ダメならやめればいい。

突然移動式ポップコーン屋をやりたいって言いだした友人がいた。あまりに唐突で飛躍しすぎていたから、思わず「やめた方がいいんじゃない?」と言ってしまった。

それが良い言葉だったのかどうか今は分からないけど。

起業しろ

こんなエモい話を書いてたら不意に「起業しろおじさん」を思い出してしまった。せっかくだから紹介しておくね。

起業したい若者は相談するとフライングで投資してくれるみたいだよ。

コミュ力とは何なのか?適当にコミュ力チェックシートにしてみた

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コミュ力。

とは、一体何なんだろうか。最近くそマジメにそんなことを考えている。ぼくはコミュ力の権化と呼ばれる程には、コミュ力に自信はあるのだけど(もちろん苦手なシーンもある)、いつ権化になったのかとんと検討もつかん。

巷に出回っている有象無象の求人広告にも「コミュニケーション能力」という言葉は度々目にする。にも関わらず、コミュニケーション能力というものが一旦どんなものなのか?どうやって身につけることが出来るのか?未だ明らかになっていない現代の七不思議の一つなのではないかと思うのです、ぼくは。

コミュ力の細分化

まず手始めにコミュ力を細分化してみるのはどうだ?コミュ力の定義を以下の2つに分けて、さらに細分化してみる。

  1. 素早く適切に他者と意思疎通し合意する能力である
  2. 会話や振る舞いによって他者に好感を与える能力である

8個くらいYESがあればコミュ力強者なんじゃないすかね?←適当か

素早く適切に他者と意思疎通し合意する能力

  • 少ない説明と会話で、タスクの目的とゴールを把握することが出来る
    • 不完全な情報がどの部分にあるのかを察知し、明らかにする能力も含まれる
  • その場での情報をかき集めて、コンテキストを素早く理解し、 妥当な意見を言うことができる
    • 全ての情報が頭にあるという状況は普通はありえない。限られた情報でコンテキストを類推し、的を射た意見を言えるとカッコいい
  • 質問と回答が噛み合っていること
    • 意図せず論点をずらしてしまう人は実はけっこういる
  • 言いにくい話を、感情的なやりとりにならないように伝えることが出来る
  • コンテキストが異なる相手と建設的な議論が出来る
    • 職業が違う、性格が違うなど、自身の常識感が通用しない相手と意思疎通が出来ること
  • 話の中で重要なこととそうでないことの区別がつけることが出来る
  • 相手の言葉選びや態度から感情を推測することが出来る
    • これは両者に属する能力

会話や振る舞いによって他者に好感を与える能力である

  • フリに対してノリが一致している
    • 例えば、誰かがボケたときはツッコミを入れるのが正しく、マジレスするのは正しくない
  • 話やノリで場を盛り上げることができる
    • 合コンとかある程度複数人がいるシーンで、場を盛り上げる能力
  • 初めて話す人でも気さくに話すことが出来る、人見知りしない
  • 相手の言葉選びや態度から感情を推測することが出来る

コミュ力の伸ばし方は正直知らん

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ブログを書くからには役に立つことを書かなければならないというプレッシャーがあって最近書けていなかったのだけど、もはや役に立たなくても良いだろう。書きたいのだぼくは。全世界に向けて思っていることを発言したいのだ。

コミュ力をどうやって伸ばしたらいいかだって?

そんなん知らん。お前の頭で考えるんだ。考えるのを辞めたらお前はただの芦だぜ?

今やある程度のコミュ力に自信はあるオレだが、当然生まれつきコミュ力を持ってして生まれたわけではない。世の中には、生まれた瞬間に歩きだして「天上天下唯我独尊」とか言い出した天才児もいるくらいだから、生まれつきコミュ力があってもおかしくはないが、ともかくぼくは普通の赤ちゃんとして生まれたはずだ。

長い話になるから簡潔に書いて完結させないけど、ぼくがコミュニケーションに課題を感じ始めたのは小学校4年生くらいのときだったと思う。

あの時を振り返ると、クラスの中で強いやつ、普通のやつ、しょぼいやつってスクールカーストを暗黙的に感じるようになった。出来るだけ強いやつの近く、でなくても普通のやつの中には、って空気が当時あった気がする。

コミュ力が明確な課題になったのは今でもはっきりとおぼえている、16歳のときアルバイトの面接に落ちたことだ。友達の紹介で面接を受けたから、落ちた理由を聞くことが出来たんだけど、その理由は「話しているときに目を見て話さない」ってところだった。そんなこと一度も指摘されたことなかったからけっこうショックだった。

そこからどのようにぼく原田がコミュ力を身に付けていったのかは後に明かにされるのである…

(長くなったのでまた別で書くかも知れない)