毎日がもふもふ

新規事業に特化した渋谷の開発会社mofmof inc.を経営するエンジニア兼代表・原田敦のブログ

社長のいないところで悪口を言う会をやってもらった結果、嫁が泣くという事態に

f:id:redhornet96:20160223110553j:plain

mofmof inc.代表のはらぱんこと原田敦です。どういうキッカケだったか忘れてしまったのですが「社長がいないところで悪口を言う会」をやろうよっていう話題になり、それはおもしろそうだということで、なぜか社長であるぼくの公認で開いてもらうことになりました。

結論から言うと、嫁が泣きました。

一体どういうことかというかは順を追って書いていきますね。

「社長の悪口を言う会」という呼び名ではちょっと具合が悪そうなので、正式名称「原田後援会」という名前になりました。もちろんぼくはその場にいなかったので、どういうふうに執り行われたか知る由もありません。ぼくのいないところで、非難轟々、罵詈雑言、流言飛語が飛び交っていたのを想像すると、恐怖でお腹を下しそうです。

とはいいつつも実際はこんな会をやってもらえるのはありがたいことでして、なんでかっていうと、普通社長という立場になると、自分を指導をしてくれる人とか、何か間違った時に忌憚なく指摘してくれる人はいなくなっちゃうもんじゃないですか。だから普段モヤモヤしていることとかを見える化して伝えてくれるのは大変にありがたい機会だなと。

振り返りフレームワークとして定番のKPT形式で書いてもらいました。

ちなみに知っているとは思いますが、KPTとはKeep,Problem,Tryの頭文字を並べたもので、Keepは良かったこと、Problemは問題や課題、TryはProblemに対する改善策を書き出すというものです。

2つの軸でKPTしてもらいました。

  • CEO、ビジネス、会社組織として
  • 原田の強みと弱み

どれどれ、ちょっと観てみましょうか。

CEO、ビジネス、会社組織として

しかし写真がぼけてて読みづらい。

f:id:redhornet96:20160223010305j:plain

Keep:アジャイル素晴らしい

mofmof inc.ではアジャイル開発に取り組みはじめてから2年程度ですが、いまだに「アジャイルやってます」と言えない自分がいます。

なんだろう、別に自信がないとかそういうことじゃないのですけど「アジャイルやっている」という状態ってよくわからないなと。最初は「アジャイルやってみよう」っていう気持ちで始めたけど、やっていくうちに「開発チームの改善活動」が中心になっていることに気づいて、最終的にチームが良い形で回るようになって、アウトプットが向上しているのならアジャイルかどうかは重要ではないという結論に至った。

でもまあそれが「アジャイル」であるという感覚値であるなら、そういうことなのかな。そういえばアジャイルの偉い人達が「アジャイルにする」じゃなくて「アジャイルになる」だよ!って言ってたの聞いたことある。ひょっとしたらそういうことなのかもしれない。

Problem:目指している方向がわからない

これについては前々から少し気にしていたところなんですが、改めて言葉にしてあげられるとドキっとしますね。正直言うとぼくも悩んでいるところ。目指している方向を示すのは社長の大事な仕事なのはわかっているのですが、なんだろう人数が増えれば増えるほどこれを伝えるのが難しくなってきている感がある。

想いを伝えようとしたり、ビジネスのアイディアについて話している時、社長とメンバーが1対多の関係になっていて、何を話そうにも評論家に囲まれているような居心地の悪さを感じてしまうことがある。それで及び腰になっちゃっているところは大いにあるよう気がしている。

率直な意見を言い合って、互いに理解を深めるっていうようなコミュニケーションについては、それほど得意ではない自覚がある。確かにこれはぼくの弱みでもあるのかもです。

Try:経営合宿

この問題については、想いや考えていることを膝つき合わせて議論する時間が必要なんじゃないかと思っています。実務の邪魔が入らないような時間を十分に確保して、トコトン話すというのをやりたい。そこで社員旅行兼経営合宿っていうのが良さそう。

長期スパンでの振り返りとか個人目標とか、会社のビジョンをディスカッションするとか、そういうのはフルパワーで取り組んでみたい。よし企画進めよう。

原田の強み弱み

f:id:redhornet96:20160223010323j:plain

Keep:エンジニアとしてのこころざしが高い

今は社長業に注力すべき時期だとおもっているので、なるべく技術をやりすぎないように抑制しているのですが、やはり技術が好きでしょうがない。毎週日曜日だけ趣味の技術をやっても良い日にしているのですが、やっぱり技術は最高に楽しいですね。最近の趣味は機械学習で、ニューラルネットワークらへんを頭を沸騰させながら学習してます。ぼくの頭も機械で学習させてください。

そういえば「やらずにはいられない」っていうものがその人が最も好きで得意なものだっていう話を聞いたことあって、自分はそれが技術なんだろうなと思ってます。

Problem:家庭をかえりみない

確かに仕事に98%くらい注ぎ込んでいますが、ちゃんと家庭もかえりみてますからね。誤解ですよ誤解。去年の10月に娘が生まれましたが、オムツも替えてるし、ミルクもあげてますよ。毎週日曜日は娘デーにしてぼくが主体的にめんどうを見る日にしてるし。しかし娘かわいいよ娘。

Try:奥さんに花を買う

「家庭をかえりみない」「愛が足りない」というProblemを受けて、嫁に花を贈れとのTryが。正直花ってすぐ枯れちゃうし、水かえるのめんどくさいし、買うだけ迷惑じゃね?非合理的じゃね?とか思ったりしてたんですがそうでもない?

どうやらメンバーの話を聞く限り、ぼく以外の皆さんは花を贈ったことがあるそうだ。これは全く驚くべき統計結果であると言わざるを得ない。

嫁に花を送ってみた

というわけで、せっかくTryを出してもらったので、花束プレゼントミッションにチャレンジしてみることにしました。よくよく考えると花束なぞ買うのは初めてかも知れない。

花屋さんで花束を買うなんてドラマとかマンガだけの話だけだろと思いつつ、2週間程かけて心の準備を整えて、苦悩と葛藤を乗り越え、ついに覚悟を決めいざ買いに行きました。

渋谷のとある花屋さんで買ってきたのですが、花屋のおねえさんって「どんな奥様ですか?」とか「奥様はどんなものが好きですか?」とか、なんかこう綿毛のようにほんわか微笑みながら最適なソリューションをご提案してくれるものだと思ってたのですが、それこそドラマかマンガだけの話っぽい。

実際は、

「妻に花束を買いたいのですが」
「2,000円〜あります」
「なるほど、こういう感じがいいんですかね?」
「はい。じゃあこちらでいいですか?」
「あ、え、あ、、はい。じゃあそれでいいです」

みたいな感じだった。ちゃんと「か弱く穏やかな性格」とか「ファンシーなものが好き」とか模範回答も用意していたというのに全く拍子抜けだった。

念のため、最寄りの駅で花で喜んでもらえなかったときのリスクヘッジに、コージコーナーでショートケーキを調達して帰宅。花を贈答しました。

結果、嫁泣いた。

そんなに喜ばれると思っていなかったのでこっちがビックリした。

f:id:redhornet96:20160223010711j:plain

週明け

どこからか情報が漏洩して弊社slackで本件が晒されてた。なんてこったい。

f:id:redhornet96:20160223010545p:plain

人間味溢れる社長とメンバーがいるmofmof inc.は仲間を募集しています。Wantedlyか、弊社募集サイトからご応募してみていただければ嬉しい。