毎日がもふもふ

新規事業に特化した渋谷の開発会社mofmof inc.を経営するエンジニア兼代表・原田敦のブログ

自分のプロダクトを作るための開発チームがしっかりと育成できる - 株式会社フライングライン 鐘ヶ江様 クライアントインタビュー

アジャイルの女神がいるならば、彼女はこういう開発チームにいつも微笑み続けるのだろう。
今回、そんな気がしたクライアントインタビューでした。

mofmofマーケターのニシイです。

アジャイル開発を軸とした弊社の月額制受託開発サービスをご利用頂いたクライアント様に突撃インタビューをするコーナー。
今回は、ブラウザさえあればいつでもどこでも電子書籍を読めてしまうサービス「YONDEMILL(ヨンデミル)」を運営されている株式会社フライングラインの鐘ヶ江代表です。フライングライン様の開発は現在も進行中です。


YONDEMILL(株式会社フライングライン様)

つながりで読むWebの本 YONDEMILL(ヨンデミル)


f:id:mofmofnishii:20160312012702j:plain ※鐘ヶ江代表(右)、ニシイ(左)

是非ご一読下さい!

弊社に決めて頂いた一番の理由は何ですか?

実は初めは個人のエンジニアさんにすべて開発をお願いしていたのですが、 もう少しスピードアップしたいということで開発チームを作る上で、その方からmofmofさんを紹介されたのがきっかけでした。
それで一度、mofmof代表の原田さんにmofmofの開発スタイルについてお話を聞きに行ったのですが、 その内容が弊社の状況にドンピシャで、そこで「mofmofさんにお願いしよう!」と決めました。
何がドンピシャだったかと言うと、いわゆる一般的な受託開発ではなく、エンジニアさんがプロジェクトチームの中にどっぷり入り込んで開発を進めていくというやり方が、まさに私たちが求めていたやり方でした。
その場でお願いすることを即決して、早速、具体的な話に入りました。


最も良かった点は?

自社プロダクトを創ろうとする会社の多くがそう考えると思いますが、弊社でもやはり初めは「社内に開発チームを持つべき」と考えており、社外のメンバーでチームを組む不安はありました。しかし、いざmofmofさんと開発をスタートさせてみると、その不安は払拭されて「これはいけるぞ」という思いに変わりました。
社内とか社外とかそういったことではなく、優秀な人材が集まれば成果を挙げるチームを作ることができる。 今では「自分のプロダクトを作るための開発チームをしっかりと育成できているな。」という実感があります。
どうしても、ウォーターフォール型の開発では「作るもの」を初めからカッチリと決めておく必要があるのに対して、 mofmofさんとやる開発チームでは「作るものをどうしていくか」という所まで一緒に考えていけるので、それが一番良いところです。
またスクラムを回していくところまでコミットして頂けるとは思っていなかったので、かなり頼りにしています。
それで私自身もスクラムが気に入ってしまって(笑)
自社の他のプロジェクトまで全部スクラムの形で進めるようになったのですが、それがまた効果を出して、今では会社全体に素晴らしい影響を与えています。


改善ポイントがあれば教えて下さい

改善すべきポイントがあるというよりかは、予めチームとして認識しておかなければいけない点はあるのかなと思います。 例えば、チーム内のコミュニケーションにしても、いつも隣にいるわけではないし、リモートの難しさもある。 そういった従来とは違う新しい開発チームの形に対するお互いの事前のコンセンサスは重要で、それが揺らぐと危ういことも出てくるのかもしれないとは思っています。 ただ、そういった意識合わせがしっかりできているチームであるならば、問題はないのではないでしょうか。


最後に

鐘ヶ江さま、お忙しい中貴重なご意見を誠にありがとうございました!

『事件は現場で起きている!』アジャイル開発の現場のProblem相談発表大会に行って学んだ2つのこと

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こんにちは、アジャイルひよこクラブのブログ担当のからまげ@うまうまだよもんです。
アジャイル歴は半年です。アジャイラーとしては、まだまだ生まれたばかりのひよっこです!
そんなアジャイル駆け出しのわたしですが、アジャイルひよこクラブで開催された「今年のTRYプレゼン&現場のPROBLEM相談&KEEP事例発表大会」に参加させていただきました。
とても学びの多い会でしたので、ご報告します。

https://agile-hiyoko-club.doorkeeper.jp/events/38245

今年のTryプレゼン&現場のProblem相談&Keep事例発表大会 - アジャイルひよこクラブ 〜にわとりへの道〜 | Doorkeeper

日時:2016-02-26(金)19:30 - 21:30 場所:株式会社medibaさんのイベントスペース

会場はmedibaさんに提供いただき、渋谷ヒカリエの31階で行われました。
眺めが最高でおしゃれでテンション上がりまくりでした!

アジャイルひよこクラブとは?

アジャイルのビギナー向けのコミュニティです!

コミュニティをはじめた経緯

立ち上げた理由
アジャイルの経験を共有する会
アジャイルを実践したみたけど、なかなかうまくいかない。 その経験を共有したいという想いからはじまった会です。

今回のアジャイルひよこクラブのテーマ

「現場のProblem」 ということで、参加した皆さんの中で議論が白熱しました。

わたしが今回の発表会でもっとも興味を持ったご相談を以下にまとめました!


アジャイルどこからはじめて良いかわからない問題

【PROBLEM相談内容】
プロジェクトでアジャイルを推進する立場になったが、プロジェクトのメンバーの理解がない。どこから初めて良いかわからない。

→そうそう、ありますよね〜。わかります。わたしも、ある日突然、スクラムマスターに任命されたものの、何から初めて良いか途方にくれました。アジャイルと言っても範囲が広すぎて、最初の一歩をどう踏み出して良いのか迷いますよね。

【参加者からの回答】

  • ふりかえりからはじめた。
    →毎週金曜夕方にふりかえりを行うようにした。
    →結果として仕事にリズムができた。
  • インセプションデッキからはじめた。
    →この機能、どうして必要かを問い詰める。
    →空気読まずにつっこむ。
    →モチベーション管理。
    →”なぜ”を聞く。
    →KPIや目標値をはっきりする。
  • できることからはじめる。
    →残業を減らす。
    →体調悪い時に帰れるようにする。
  • ホワイトボードの前にペンをもって立つ。
    →ファシリテーションを仕切る。
  • アジャイルに反対する人は短期的視点にたつ人が多い。
    →テストを書く時間がもったいない、学習コストがもったいない。
    →テストやってないとアジャイルできないよ!とわからせる。
  • 開発スタイルを整えることからはじめる。


ユーザーストーリーの粒度デカすぎ問題

【PROBLEM相談内容】
見積もりの粒度が大きくて、進捗がよくわからないストーリーはどうしたら良いでしょうか?

→たしかに、わたしもユーザーストーリーの粒度については、いつもアタマを悩ませます。気づいたら二週間くらいベロシティがゼロなんてこともありました。実際には作業は進めているんですけど、それが見えなくなってしまうんですよね。。。

【参加者からの回答】

  • ストーリーが大きい場合、タスク単位で見積もる。
  • なるべく一日単位でできる粒度に分割する。
  • redlineのかんばんよりアナログのかんばんを使うほうが良い。
  • タスクの見積もりはデキる人の見積もりが良い。
    →どうしてその期間にみたなかったのか改善案がみつけやすい。
    →でも、精神的にしんどいよね。
    →FaceToFaceならば、ギスギスしない。


まとめ

  • アジャイルをどこからはじめてよいか迷った時
    →できることから初めてみよう!
    →ふりかえりやインセプションデッキがおすすめ!
  • ユーザーストーリーの粒度が大きすぎると感じた時
    →タスクに分割して、タスク単位で見積もりましょう。
    →タスクは一日で終わる作業単位に小さく分割しましょう。


以上、アジャイルひよこクラブの現場から報告しました!

月額制アジャイル受託開発だからこそ実現できたスピード感と柔軟性-エイチアールグロウス座間様クライアントインタビュー

mofmofマーケターのニシイです。
少し前になりますが、弊社の月額制受託開発サービスをご利用頂いたクライアント様にインタビュー回答を頂きました!
紹介させていただきます。


Qsuke(株式会社エイチアールグロウス様)

求人広告の事なら|自社サイトを活用した直接求人サービス【Qsuke】


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※エイチアールグロウス座間さま(左)、弊社エンジニア橘(右)

月額制アジャイル受託開発だからこそ発揮できたパフォーマンスに太鼓判を頂きました!是非ご一読下さい。

弊社に決めて頂いた一番の理由は何ですか?

細かくやりとりをしながら開発してもらえるところでしたね。
以前に某クラウドソーシングでベトナムにオフショアで受託開発を依頼したことがあったんですが、一般的な一括受託開発でした。いわゆるアジャイルではなく「こういうシステムを幾らでいつまでに作って下さい」という感じです。
結局、ちゃんとディレクションをきれる人間が居ず、タスクの漏れオチが出てくるなど、コミュニケーション面での労力コストに悩まされましたね。
ベンチャーの場合は海外でやるよりも、やはり国内でコミュニケーションをしっかり取りながらやっていったほうがいいと思いました。

最も良かった点は?

スピード感と対応の柔軟性には感心しました。
弊社はベンチャー企業なので、動かしながら開発をしなきゃいけない。今日見えなかった課題が突然見えてきたり、クライアントからの要望が突然来て、それを受け入れたほうが目の前の売上を即座に立てられるなど、かなりフレキシブルさが求められます。そういう要望に対応してくれるスピード感と柔軟性はアジャイル受託開発の優れているところで、今回は本当に貴社に助けられました。

改善ポイントがあれば教えて下さい

プロジェクト内のコミュニケーションに初めて使うツールがあって、使いこなすのに少し時間がかかりました。より円滑なコミュニケーションを実現できるように開発サイドで練られたスタイルだと思いますし、こちらで予め決まったコミュニケーションツールもなかったので、結果的には一番スムーズにできたのかなと思います。

最後に

座間さま、弊社の月額制受託開発サービスをご利用いただき、ありがとうございました。そして貴重なご意見、お時間をいただき、ありがとうございました!

社長のいないところで悪口を言う会をやってもらった結果、嫁が泣くという事態に

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mofmof inc.代表のはらぱんこと原田敦です。どういうキッカケだったか忘れてしまったのですが「社長がいないところで悪口を言う会」をやろうよっていう話題になり、それはおもしろそうだということで、なぜか社長であるぼくの公認で開いてもらうことになりました。

結論から言うと、嫁が泣きました。

一体どういうことかというかは順を追って書いていきますね。

「社長の悪口を言う会」という呼び名ではちょっと具合が悪そうなので、正式名称「原田後援会」という名前になりました。もちろんぼくはその場にいなかったので、どういうふうに執り行われたか知る由もありません。ぼくのいないところで、非難轟々、罵詈雑言、流言飛語が飛び交っていたのを想像すると、恐怖でお腹を下しそうです。

とはいいつつも実際はこんな会をやってもらえるのはありがたいことでして、なんでかっていうと、普通社長という立場になると、自分を指導をしてくれる人とか、何か間違った時に忌憚なく指摘してくれる人はいなくなっちゃうもんじゃないですか。だから普段モヤモヤしていることとかを見える化して伝えてくれるのは大変にありがたい機会だなと。

振り返りフレームワークとして定番のKPT形式で書いてもらいました。

ちなみに知っているとは思いますが、KPTとはKeep,Problem,Tryの頭文字を並べたもので、Keepは良かったこと、Problemは問題や課題、TryはProblemに対する改善策を書き出すというものです。

2つの軸でKPTしてもらいました。

  • CEO、ビジネス、会社組織として
  • 原田の強みと弱み

どれどれ、ちょっと観てみましょうか。

CEO、ビジネス、会社組織として

しかし写真がぼけてて読みづらい。

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Keep:アジャイル素晴らしい

mofmof inc.ではアジャイル開発に取り組みはじめてから2年程度ですが、いまだに「アジャイルやってます」と言えない自分がいます。

なんだろう、別に自信がないとかそういうことじゃないのですけど「アジャイルやっている」という状態ってよくわからないなと。最初は「アジャイルやってみよう」っていう気持ちで始めたけど、やっていくうちに「開発チームの改善活動」が中心になっていることに気づいて、最終的にチームが良い形で回るようになって、アウトプットが向上しているのならアジャイルかどうかは重要ではないという結論に至った。

でもまあそれが「アジャイル」であるという感覚値であるなら、そういうことなのかな。そういえばアジャイルの偉い人達が「アジャイルにする」じゃなくて「アジャイルになる」だよ!って言ってたの聞いたことある。ひょっとしたらそういうことなのかもしれない。

Problem:目指している方向がわからない

これについては前々から少し気にしていたところなんですが、改めて言葉にしてあげられるとドキっとしますね。正直言うとぼくも悩んでいるところ。目指している方向を示すのは社長の大事な仕事なのはわかっているのですが、なんだろう人数が増えれば増えるほどこれを伝えるのが難しくなってきている感がある。

想いを伝えようとしたり、ビジネスのアイディアについて話している時、社長とメンバーが1対多の関係になっていて、何を話そうにも評論家に囲まれているような居心地の悪さを感じてしまうことがある。それで及び腰になっちゃっているところは大いにあるよう気がしている。

率直な意見を言い合って、互いに理解を深めるっていうようなコミュニケーションについては、それほど得意ではない自覚がある。確かにこれはぼくの弱みでもあるのかもです。

Try:経営合宿

この問題については、想いや考えていることを膝つき合わせて議論する時間が必要なんじゃないかと思っています。実務の邪魔が入らないような時間を十分に確保して、トコトン話すというのをやりたい。そこで社員旅行兼経営合宿っていうのが良さそう。

長期スパンでの振り返りとか個人目標とか、会社のビジョンをディスカッションするとか、そういうのはフルパワーで取り組んでみたい。よし企画進めよう。

原田の強み弱み

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Keep:エンジニアとしてのこころざしが高い

今は社長業に注力すべき時期だとおもっているので、なるべく技術をやりすぎないように抑制しているのですが、やはり技術が好きでしょうがない。毎週日曜日だけ趣味の技術をやっても良い日にしているのですが、やっぱり技術は最高に楽しいですね。最近の趣味は機械学習で、ニューラルネットワークらへんを頭を沸騰させながら学習してます。ぼくの頭も機械で学習させてください。

そういえば「やらずにはいられない」っていうものがその人が最も好きで得意なものだっていう話を聞いたことあって、自分はそれが技術なんだろうなと思ってます。

Problem:家庭をかえりみない

確かに仕事に98%くらい注ぎ込んでいますが、ちゃんと家庭もかえりみてますからね。誤解ですよ誤解。去年の10月に娘が生まれましたが、オムツも替えてるし、ミルクもあげてますよ。毎週日曜日は娘デーにしてぼくが主体的にめんどうを見る日にしてるし。しかし娘かわいいよ娘。

Try:奥さんに花を買う

「家庭をかえりみない」「愛が足りない」というProblemを受けて、嫁に花を贈れとのTryが。正直花ってすぐ枯れちゃうし、水かえるのめんどくさいし、買うだけ迷惑じゃね?非合理的じゃね?とか思ったりしてたんですがそうでもない?

どうやらメンバーの話を聞く限り、ぼく以外の皆さんは花を贈ったことがあるそうだ。これは全く驚くべき統計結果であると言わざるを得ない。

嫁に花を送ってみた

というわけで、せっかくTryを出してもらったので、花束プレゼントミッションにチャレンジしてみることにしました。よくよく考えると花束なぞ買うのは初めてかも知れない。

花屋さんで花束を買うなんてドラマとかマンガだけの話だけだろと思いつつ、2週間程かけて心の準備を整えて、苦悩と葛藤を乗り越え、ついに覚悟を決めいざ買いに行きました。

渋谷のとある花屋さんで買ってきたのですが、花屋のおねえさんって「どんな奥様ですか?」とか「奥様はどんなものが好きですか?」とか、なんかこう綿毛のようにほんわか微笑みながら最適なソリューションをご提案してくれるものだと思ってたのですが、それこそドラマかマンガだけの話っぽい。

実際は、

「妻に花束を買いたいのですが」
「2,000円〜あります」
「なるほど、こういう感じがいいんですかね?」
「はい。じゃあこちらでいいですか?」
「あ、え、あ、、はい。じゃあそれでいいです」

みたいな感じだった。ちゃんと「か弱く穏やかな性格」とか「ファンシーなものが好き」とか模範回答も用意していたというのに全く拍子抜けだった。

念のため、最寄りの駅で花で喜んでもらえなかったときのリスクヘッジに、コージコーナーでショートケーキを調達して帰宅。花を贈答しました。

結果、嫁泣いた。

そんなに喜ばれると思っていなかったのでこっちがビックリした。

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週明け

どこからか情報が漏洩して弊社slackで本件が晒されてた。なんてこったい。

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人間味溢れる社長とメンバーがいるmofmof inc.は仲間を募集しています。Wantedlyか、弊社募集サイトからご応募してみていただければ嬉しい。

12/18(金)@渋谷 アジャイらないひよこクラブ「年忘れお悩み相談会〜今年の悩みは今年のうちに〜」を開催しました。

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agile-hiyoko-club.doorkeeper.jp

アジャいらないひよこクラブ運営のレポート担当のSSです。 今回のテーマは「悩み」。 メインスピーカーは「アジャイルサムライ」の監訳者であり「Scrum Boot Camp The Book」の著者でもある西村直人さんでした。

登壇者

西村直人さん

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「悩み」について

スクラムマスターとしてチームを前に進める上で障害となる様々な「悩み」を解決するにはどうすれば良いかというお話。

大きく分けて以下のようなお話でした。

  1. 理想の状態をイメージしよう
  2. 理想と現実のギャップを考えよう
  3. ギャップを戦略的に攻略しよう

悩みと一括りに言っても、そもそも悩みというのはコンテキスト(そのチームの背景や状況)に依存するもの。なので、あるチームで問題を解決した具体的な方法を別のチームで適用してみても通用するとは限らない。ではどうすれば良いかというと 「そのチームにとって最高な状態をイメージし、そのためにどうすれば良いか考えてそれを実行しよう」 ということでした。

「そのチームにとって理想の状態をイメージし、そのためにどうすれば良いか考えてそれを実行しよう」。これだけ聞くとよく分からないですねw

ここで上記の「2.理想と現実のギャップを考えよう」の話。

例えば「理想とするチーム」の一要素として「開発メンバー全員がフランクに雑談できるような場所」が必要だとします。ところが現実には特定のメンバー間だけでしかコミュニケーションがなかったり、雑談どころか社内で一言も発しないメンバーがいたりするとします。 もしこのときに「人が集まるための場所がそもそもない」とするならば、まずはそこにテーブルとお茶菓子を置いてみる。お茶菓子があればそこに人が集まりやすくなる。人が集まればコミュニケーションが発生する。 これは一つの例ですがとても分かりやすいですね。

ではもしこのとき「理想とするチーム」を描けていなければどうすれば良いか。

「1.理想の状態をイメージしよう」のお話ですね。

これはズバリ「うまくいっているチームの人から教えてもらおう」ということでした。 とはいえそんなに都合良く周りに「うまくいっているチームの人」はいないかもしれません。もし周りに聞ける人がいなくてお悩みでしたら是非アジャイルひよこクラブまでお越しください!大小様々なチームのスクラムマスターが集まるイベントなのできっと良い人に会えるかと思います。 また、直接お話を聞くことが出来ない場合には本でも代用化とのこと。西村さんが出されている 「Scrum Boot Camp The Book」は、これからスクラムを始める方がイメージを出来るように書かれており実体験を元にした具体例が豊富ですのでうってつけかと思います。

理想と現実のギャップが分かったところで、実際には様々な問題が発生するものだと思います。このときにどう対処すれば良いか。

「3.ギャップを戦略的に攻略しよう」のお話ですね。

まず理想と現実のギャップを羅列する。これに難易度と見込める効果を付けてTODOリスト化。そうすることで問題を見える化できるだけでなく、戦略的に問題に対処することが可能になりますね。スクラムマスターは全体を見通す必要があり必然的に多忙になるかと思いますが、限られたリソースで最大限の成果を出すためには理に適ったアプローチだと思いました。

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最後に、これからのアジャイルについて。 「スクラム」も「XP」も実は古い手法。なので、そこにこだわらずどんどん新しいことをやっていこう、ということでした。 アジャイルひよこクラブは、現場の最先端で様々な手法を実践されている方々が集まる珍しいイベント。こうしたイベントを通じて何か新しい発見ができると良いですね。

今回は他にもこの後に参加者の方々からとても興味深い発表がありましたが、これは参加された方々だけのお楽しみとしておきます。

開発要望に合わせて機動的に作っていける+コストパフォーマンスが決め手 - キャリアライブ北村様クライアントインタビュー

f:id:mofmofnishii:20160208223030j:plainこんにちは!
mofmofマーケターのニシイです。
今回、2015年8月~10月に弊社の月額制受託開発サービスをご利用頂いたクライアント様に、代表原田と一緒にインタビューに伺ってきました。


キャリアライブ様

就職活動支援サービス CareerLive (キャリアライブ)


※写真は原田(左)とキャリアライブ北村様(右)

弊社WEBサイトやスライド資料ではお伝えしきれない月額制受託開発の魅力について、実際のインタビューを元にお伝えできればと思います。

数ある開発会社の中で、弊社にお任せ頂いた一番の理由をお聞かせ下さい。

もともと知り合いをひとり挟んでmofmof代表の原田さんを紹介してもらったのが経緯です。
月額制というところにひかれましたね。
実は、他の開発会社さんと厳密に比べたわけではないので一概には言えないのですが、私の想定していた金額感よりもリーズナブルであり、また月々のコストになってくるため、回収スキームも組みやすいと考えました。

今回はJavaで組んだ既存システムの作り変えとさらなるブラッシュアップが目的だったのですが、前回依頼した開発会社さんは一括開発で、初めにすべての仕様や要望をこちらから伝えた上で、出来上がってくるものをさらにどう作りこんでいくかというところに論点が置かれました。
しかしながら、こちらで出てきた新しいアイデアや仕様変更の希望などには修正対応をしてもらうことが難しく、結局、開発自体が途中でストップしていた状況だったんです。その点で言うと、mofmofさんは月額制で相談しながら開発を進めていけるので、対応がフレキシブルですし、技術面でも充分に評価できたのではないかと思います。

あと、渋谷という立地も個人的にありがたかったですね。

一番良かった点は?

既存システムの作り直しというデザインやシステムの制限がある中で、うまく改善をしていくのは技術力がいると思います。
その点、柔軟に対応して頂けたことが一番良かったですね。
あと正直、開発期間の前半が少し思い通りにいかなかったところもあったのですが、その軌道修正も的確に対応していただけたことが印象に残りました。一括受託開発との違いが顕著に出たシーンだったと思います。

ここが改善されるともっと良いのに、というところは?

そうですね、あえて言うなら納品後の説明があればもっといいかもですね。
どうしてこのように開発したのか、例えば「今後のこういった開発を見据えた上でこのように作りました」など、そう言った説明があればベストですね。

最後に

北村さま、大変詳しくお聞かせいただきまして、ありがとうございました!

フリーランス、リモートワークなどエンジニアのこれからの働き方を考えるミートアップイベントを終えて

先日1月29日の金曜日、渋谷のco-baで、現役フリーランスエンジニアさんや地方のリモートワークエンジニアさんをお招きして、フリーランスを目指すエンジニアや興味がある人たちと一緒にミートアップイベントを開催しました。 connpass.com

フリーランスになりたいけど、仕事はどうやってとってきているのか? リモートワークの実際ってどうなの? フリーランスになるまで辿って来たキャリアは? など色んなテーマでセッションを行いました。

お招きしたエンジニアさんは、七島偉之さん。現在、Repro開発にジョインされ、Rainbowappsでも講師を務める有名エンジニアさんです。 そして、佐々木きはるさん。ワーキングマザーとしてフリーランスエンジニアであり、千葉県からリモートワークで多くのお仕事を請けられています。 最後に、小山田浩さん。パソナテックでキャリアコンサルタントをされたあと、現在フリーランスのエンジニアとして活躍されています。

また、株式会社ホットスタートアップ 橋田一秀社長にはモデレーターとしてご参加頂きました。

当日は、約30名ほどエンジニアどうしでこれからのエンジニアの働き方について語り合うことができ、リモートワークマガジンさんにもご取材を頂き、内容の濃い素敵なイベントになったと思います。

この先、エンジニアが自分の人生のスタイルにあわせて、さまざまな働き方を選べる時代になればいいなと思います。

クオリティの高いパフォーマンスは、クオリティの高い働き方から!

自分にとって、ハイクオリティな働き方とは、どんなものでしょうか?

イベントでも議題になっていましたが、「会社員 VS フリーランス」という二元論にとらわれることなく、それぞれの働き方を模索し続けることが大事だなと思います。

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