毎日がもふもふ

渋谷で月額制受託開発「開発チームレンタル」を運営するmofmof inc. エンジニア兼代表取締役 原田 敦のブログ

ベンチャー企業の経営者は死ぬほど働いてはいけない

f:id:redhornet96:20170825175216j:plain

こんにちは、はらぱんことmofmof inc.代表の原田です。

今回はベンチャー企業の経営者やその役員など、普段忙しすぎてめまぐるしい日々を送っていてロクに寝ていない方向けに「ちゃんと寝るべし!」と主張したい。

1日3時間しか寝てないんすよーとか、お前はナポレオンなのか。偉人か何かなのか。すげえな。

「私は偉人です」という方は続きを読まなくていいです。偉人ならば仕方ない。ロシアあたりに遠征行ってろ!

かくいう、ぼくはエンジニア出身の凡人経営者なんですが、最近組織として10名を超えるあたりに来て、「組織を作る」とか「組織を動かす」とかいうことの重要性についに気づいてしまった。

やっぱりアレですね、エンジニアとしての仕事と経営者としての仕事はかなりギャップがあって、日々新しいことに気づいたり学んだりすることがいっぱいです。人生学ぶことは尽きませんな。

経営者は仕事は組織のパフォーマンスを最大にすること

ぼくは、経営者がやるべき最も重要な仕事は「会社全体のパフォーマンスを最大にすること」だと思ってます。偉そうに言い切っていますが、ぼくはこの考えに至るまで2年以上かかったりした。

ちょうど数ヶ月前、とある新規事業の開発業務とビジネス側の業務を一人でやっていたのですが、お客様と約束した機能を翌日までに実装しなければならないにも関わらず、ミーティングやら他業務に忙殺されて、いつになっても開発に取り掛かれそうにない状況に陥り、にっちもさっちも行かなくなって大変困ってしまったことがありました。

実は「俺最強だし本気出せば人の3倍くらい仕事出来ますしおすし」とか思ってたフシもあるのですが、そのときはじめて、いかに自分が気合を入れて猛烈に働いたところで、せいぜい人1.5人分くらいの成果しか出せず、目標に向かって成果を上げるにはチームで手分けしないと行き詰まることを身をもって知りました。

チームで成果をあげるためには、チームを導く人間が必要です。開発の仕事に集中してしまっていては、チームを見ている余裕がありません。ぼくがやるべきはチームとしての成果を最大にすべく、個々をチューニングし改善していくことだと気づきました。その方が自分で開発を続けることより長期的には成果を大きく出来るはず、そう考えました。

疲れていては人を思いやれない

f:id:redhornet96:20170825175417j:plain

チームとしての成果を最大にするために、経営者にとって最も必要なことは何か?と問われれば「経営者自身が常に元気でいること」だと思っています。

以前は「俺最強だし、1日18時間労働とか余裕ですしおすし」とか思って長時間労働が常態化し体力がカラカラに枯渇している日々を送っておりました。

そんなとき、自分に若手をつけてプログラミングを教えることになったのですが、言ったことちゃんとやってくれなかったり、いまいち気が利かないことだったり、些細なことにイライラし、ぶっきらぼうな態度をとりがちになってしまいました。

結果的に、見どころがあったその若手は、ぼくの態度に理不尽さを感じて1年たたずに退職するに至りました。このときの経験は、今の考えに至る大きなきっかけになっています。

組織を成長させて、成果を最大にするためには自分以外の人がパフォーマンスを上げてくれるように工夫しなければなりません。そうなったときに、仕事の成果はスキルや能力といったものより個々の「気持ち」と切っては切れない関係になります。

例えば以下のようなことが経営者の重要な仕事だと思っています。

  • メンバーが困っていることはないかを知り、それを取り除くこと
  • メンバーの良くない振る舞いにフィードバックを出し、良い方向へ改善していくこと
  • 会社としてどこへ向かっているかを表現し伝え続けること
  • 自らの意志で自発的な仕事が出来るように動機づけすること

ともすると、具体的なアクションは全て「コミュニケーション」になります。コミュニケーションにはテクニックのようなものもありますが、やはり基本は、おもいやりや誠意というような気持ちのベースの上に円滑に成り立つと思ってます。

人は疲れているとイライラしやすくなります。イライラをぶつけられた人間は理不尽を感じ、やる気を失ってしまいます。だから、常に誠意を込めて、相手を思いやったコミュニケーション出来るようにするために経営者自身が元気でなければならないと思うのですよ。

会社経営を短距離走と見るか、長距離走と見るか

よく「経営者は死ぬほど働け」と主張する方もいます。短期的にはそれでも良いかもしれませんが、実際それは精神論でしかなくて、「経営者はちゃんと休め。常に元気でいろ」って言ったほうが長期的には組織として良い成果が出せるはずだと思ってます。

ぼくは会社経営を長距離走だと思っています。自分の呼吸と体力の限界を超えたペースで走っていては、ゴールどころか途中リタイアもありえます。だったら少しずつだったとしても一定のペースをコントロールして前へ進み続けることの方が有益だなーと思っているわけです。

世の中の経営者はそんなにタフなんですかね。ぼくは1日でも徹夜したらダメです。翌日まるで使い物になりません。もうボロクズです。

でも世の中には実際猛烈に働いているのに関わらずいつも快活な人っているよね。ああいう人は死ぬほど働いていても大丈夫なのかな。不思議だ。

もしやナポレオンなのか?偉人なのか?